第15回 チャンピオンズカップ
過去10年連続の連動レースから 〇枠 または 〇枠
過去14年で12回の連動レースから 〇枠 または 〇枠
過去11年で9回の連動レースから 〇枠 または 〇枠
総てに共通する 〇枠 と見ていたが、これで良いと思う、現時点。
将棋界、26歳の新チャンピオンが誕生した。
糸谷哲郎 七段 1988年10月5日 生まれ
今日からは、糸谷竜王 となる。7大タイトルがある将棋界、4つを羽生善治名人が保持し、これで、このお二人と渡辺明二冠で、担うことになる。
自身も大阪大学の哲学を学ぶ大学院生だが、26歳の天下人。他の業界でも今時、聞かない珍しい偉業ではないか。ま、まだ学生臭い、居酒屋でAKB論壇に聞き入る年頃のお兄ちゃんだが、堂々たる歴戦の強豪を正面から圧倒した、印象的な一番だった。
森内俊之先生はもう1分将棋に追い込まれていたが、糸谷さんは3時間以上も持ち時間を余していた。
が、敗れた側。世代的に近い立場で申せば、森内らしさ不発。寧ろ、森内先生らしからぬ前局また今局だったのではないか。共に逆転負け。勝ち筋があった上で、それを外す疑問手から、一機に悪くした。
森先生門下となると、あのアニメになった若き棋士を思い起こす。
村山さんの後推しあったのだろうな。
もう調べを進めている以上、土曜出馬表が早く見たい。
また、待ってました! 第48回 ステイヤーズステークス わたくしには、クリスマス前、銀座に繰り出す前、ここで儲けてから買出しに出掛ける、大の御得意様。武豊は「京都はオレの庭や。」と仰るそうだが、やはりわたくしはこのレースが屈指の好物レースである。
さっさと出馬表を開陳して欲しい。
レースタイトル チャンピオンらの集い。
そしていつも思うのだが、将棋の終局は美しい。
礼と礼。涙も喝采も無い。
あの競技の様に、裸になったり、大の男がはしゃぎまわったり、あたふたしない。
この美学に殉じ、ひとの姿、佇まいが美しい。日本の伝統文化らしい。
レース後、見苦しい人柄を晒す輩の居る場所、だからわたくしは足を運ぶことが無い。
節目では折り目正しく、また周囲の総ての方を思い遣るべきだ。
などと、わたくし自身、自ら出来もしないことだが。NHK衛星で解説の中村太一さん。実は糸谷新竜王と同期で奨励会を勝ち抜き、プロに上がった同期生である。冷静な振り返りぶりながら、内面は燃える闘志が湧き、将来、糸谷 VS 中村 と云う、名人戦なども待っていることだろう。
アインザッツのようなゲートは同時ながら、徐々に馬が出て、脚を伸ばし、隊列が固まるとこれまた様々のニュアンスを孕みつつ徐々に解け、コーナーで緩徐楽章を閉じると、直線で激越なアレグロが弾ける。シンフォニーのようなステイヤーズの激戦。
今年も、がっつり頂戴する!