覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

逝けるレジェンドの年末

2014年12月16日 12時55分09秒 | Weblog
 
 1996年、この年も国民的偉大な俳優の死去があった。
 
    8月4日 渥美清 さん   死去
 
 8月初旬、帰省したら夕方の報道番組冒頭で、あの映画の1シーンが流れている。時を置いての発表だった。今年と同じ。故人の遺志である。
 
 その夏の総決算とも云える、8月末の新潟記念。人気は 8枠10番 トウカイタロー 何を指すか明白だった。渥美半島がある東海地方のトウカイの馬、タローだが、ラジローと同じ ト〇・・〇ロー馬。8月4日死去で、48作の「男はつらいよ」シリーズ。最初相手は4枠 枠連 4-8 とも疑ったが、どうしても外せないのがレギュラーの妹 3枠3番 サクラキャンドル 調べると、8月4日死去ながら、渥美さん誕生日 3月10日 だったので、合点した。枠連 3-8 3番10番 サクラの寄り添うトウカイタロー優勝。ところも手ごろなローカル新潟、夏の暮れだった。新潟だと「旅と女と寅次郎」(マドンナ都はるみ)があった。再掲する。
 
 
  1着 8枠10番 トウカイタロー      = 寅次郎
  2着 3枠 3番 サクラキャンドル     = さくら  
 
  誕生日 3月10日  渥美清  
 
 
 かつてある初期作品では、名古屋の競馬場で寅さんが ワゴンタイガー(車+トラ) と云う1頭で大穴を当て、名古屋から柴又までタクシーで帰るシーンがある。トウカイは寅さんゆかりの地、競馬で繋がる場所なのである。
 
 
 その年末の 朝日杯 これが 第48回 のレースで、命日・及びシリーズ作品数と同じ。これほど長く国民に愛され、人気を誇ったシリーズの主役を放って置く訳が無かった。
 
 
   1996年 第48回 朝日杯3歳ステークス
 
   1着 1枠 1番 マイネルマックス    佐藤哲三  中村均厩舎
   2着 7枠14番 オープニングテーマ         太宰義人厩舎
 
 
 2着の太宰厩舎。生涯でGⅢ制覇が一度在る限り。この厩舎が、初のそして唯一のGⅠ舞台での発射2着。
 
 無論、葛飾柴又。とらやの裏の零細企業。さくらの夫・博さんも勤める印刷工場。社長は通称・タコ。
 
   朝日印刷     →  朝日杯3歳ステークス 
 
   社長・桂梅太郎  →  太宰義人 厩舎 
   配役・太宰久雄
 
 
 寅さんこと渥美さんの死去で、年末のGⅠ、朝日杯の大舞台は、朝日印刷、通称・タコ社長の登場で、ぱ~ぱぱぱぱぱぱぱぱぱ~ 映画冒頭お馴染みのオープニングテーマ 8番人気馬発射 となった。優勝した マイネルマックス だが、配役に通じた方なら
 
   佐藤蛾次郎  帝釈様の寺男 げんちゃん   → 佐藤哲三
   
   満男     妹さくら 一人息子      → 中村均  
          中村はやと(少年時代)
 
 これら、周辺レギュラーの顔揃えであることを知る。
 
 
 今遡り調べると、第49作目の梗概。また将来の寅さん死去のくだり。また満男と泉ちゃん(後藤久美子)の結婚まで山田洋次監督の構想内だったことが解かる。
 逆に亡くなるシーンを作品で見届けなくてよかった気がする。一ファン心理だが。
 
 
 今年もまたこの寅さんくらいしか比肩する存在の見当たらない大俳優の死去が、恐らくは年末までも名残る年の瀬となった。
 
 
   11月10日 高倉健 さん  死去 
 
 
 この二人のシンクロする作品もあった。無論、このお二人よりも小さなニュースだったが、渥美さんのモノマネ・原一平さん死去もあった。
 
 これでないと、先週日曜 カペラステークス の2着 7番人気 サトノタイガー 説明が付かない。1着 ダノンレジェンド 伝説と寅さん のレースだったのである。
 
 
 「幸せの黄色いハンカチ」「遙かなる山の呼び声」。人気の高い前者に比べ、地味ながらわたくしは後者も好きだ。最後のシーンで、倍賞さんが服役に向かう高倉さんに手渡す黄色いハンカチ。つながる。
 
 連日、高倉さん作品を視聴する年の瀬だが、「あ・うん」そして最後の「あなたへ」。大好きなので、どうも会う人ごとに語ってしまう。
 
 
 が、最大の語りは無論レースに向けてである。
 
 
 わたしはやっぱり、アレだと思う。寅さん死去 1996年 有馬記念 はサクラローレルが締め括った。
 
 
 ここでも触れた、今週 第66回 朝日杯フューチュリティステークス だが、ある大きなレースが 過去15年で13回 過去26年で23回 と云う連動実績を示す。ここ26年で3回の例外。ある年は該当レースの前日の重賞が同じ枠連で代理連動。別の年は、枠もゼッケンも不一致ながら、同じ8番ゼッケンに同じ冠号、即ち同一馬主の馬が配置されていた。残る1年もそのレースの当日の別のメイン重賞がこのレースと同じゾロ目だった。この3回を除くと、平成以前、1988年からこの2つのレースは総て、同じ枠またはゼッケンが発射している。
 
 
 これと別にもう1つ。私が把握している濃い連動があり、このレースは 過去14年で13回 ここ11年連続で連動を果たしている。
 
 上記これら2つの連動レースが今回 〇枠〇番 で合致していることは申し上げ済み。
 
 
 で、この2つと別の、ある濃い関連レースに就いて言及申し上げよう。実は宝塚記念との関連である。従来、
 
   宝塚記念 3年前   →  朝日杯フューチュリティステークス 
 
 この2つのレースは、1998年 ~ 2011年 14年間で13回と云う連動、2002年 ~ 2011年 までは連続10回の連動を果たしていた。
 
 これもまた手掛かりだったので、この朝日杯は比較的わたくしには与し易く、得意としていたレースであった。近年でも 07年 本命ゴスホークケン逃げ切り 08年 本命セイウンワンダー勝利 09年 本命エイシンアポロン発射必至読み切り 11年 本命アルフレードからのゾロ目 など、思い返す勝利レースが集中する。
 
 これはさて、ここ2年。3年前の宝塚記念との関連が薄れ、見えにくくなった。
 
 一昨年2012年は、3年前 ドリームジャーニー の宝塚記念 枠連 5-6 8番9番 に対し、枠連 3-7 5番14番 不一致。だが、この年は実に宝塚当日の2つの最終レースが 枠連 3-7 そして 馬番 5番14番 だったのである。
 
 さらに、去年だが、3年前・宝塚 枠連 4-8 8番17番 に対し、去年・朝日杯は 枠連 3-6 6番11番 またも何の一致も無いのだが、このナカヤマフェスタの宝塚では 3枠6番 セイウンワンダー この08年朝日杯優勝馬が居り、これが去年の 3枠6番 アジアエクスプレス この発射布石で置かれたものだったと解釈している。
 
 
 今年、対象は3年前即ち 2011年 アーネストリー の宝塚記念。どのような仕掛けが待ち受けるのか。2つの濃い連動、その合致位置にはどの1頭が置かれるのか。
 
 逝った名優、健さんはどのように姿を現し、国民的記憶として競走史即ち、残る2つのGⅠ。殊に大一番 第59回 有馬記念 に刻印されるのか。
 
 
 わたくしは矢張り、あれだと思う。
 
 
 御要望が真に多いので、お応えし、今週に限り、残る年度2週、朝日杯及び有馬記念 この2週のみの御登録を、お受け致します。今週のみで、来週、有馬のみの御登録はお受け致しません。私としましては長期の御登録を歓迎し、御優待致します。
 
 メンバーがかなり揃い、例年に無いハイレベル。来春クラシックに直結の好素材が集結すると謳われているが、矢張りブラックエンブレム産駒 ブライトエンブレム か、オルフェーヴルの全弟 アッシュゴールド か。この激突様相を示す。
 
 
 
 該当66ページ、阪神JFと同一サインページなので、既に読みのある程度をここでも披瀝済み。もう1つ今週は52ページが該当する。天皇賞・秋のページである。
 
 先週土曜日、JRAは有馬記念に絡めたイベントとして
 
 
   JRA有馬記念 × 映画「赤と白の捜査ファイル」
   コラボレーションCM放映 
 
 
 これを示し、申し上げた通り、この 赤と白 → 枠連 1-3 これ以上に、メインGⅠ阪神JFの出馬表、出走各馬の勝負服で 
 
 
   赤と白    →  8枠15番 ショウアンナデラ 
             8枠16番 ダノングラシアス 
 
 
 このショウナンとダノンのみ。8枠揃いで、ゾロ目 8-8 まで押さえたい旨申したが、1着と4着まで。優勝馬はやはり 赤と白のユニフォーム の5番人気だったものである。
 
 
 来年へ向け、JRAが既に提示したものだが、来年 2015年 平成27年 は
 
 
   京都競馬場 開設90周年記念 
 
   太平洋戦争終結から 戦後 70年
 
 
 これが年間テーマだと考えて間違い無し。そして年間テーマは来年の前、もう今年の内に周知徹底される。その様な仕掛けが待っているのである。
 
 
 御登録は 
 
     sir_delacroix@yahoo.co.jp         まで
 
 
 『詳細希望』または『登録希望』の件名にて、空メールを下さい。
 ご案内の通り、今週格別残る2週だけ御登録もまた長期御登録も御優待でお受けいたします。通常御登録は4週となります。
 
 
 胃腸に来る風邪、かなり流行っているようでございますが、皆様、存分の御自愛を。
 
 
    先週日曜中山。非常に奇妙なことがございましたね。Wさん写しだとは解かりますが、非常に特異。ひょっとしてあの歴史的達成かも知れませんね。
 
 
 愛知杯ですが、愛知県で愛を知るより以上に、知を愛するであり、テーマは今年の国民的な話題だと見ますね。
 
 
 実際には伝説と云うようなものは無く、その時の強烈な印象、衝撃を形容するに言葉がほかに見当たらないだけである。
 
 事実は「伝説」はその記憶を支える人々とともに死ぬ。
 
 だからこそ、今、今年、これを刻印するのである。
 
 

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