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夜のNHKニュースを見てビックリしました。
あの京都老舗企業のたち吉がファンド会社へM&A。
1752年創業でバブル期には売上200億円、直近の2014年3月期は46億円。経営に行き詰まり投資ファンド「ニューホライゾンキャピタル」に11億円支援を受けて継承することになりました。投資ファンドはたち吉の国内販売を見直してアジアに販路拡大すると述べてました。家族構成も変わり、五個セットより単品売りの小ロット化しております。それに安価な海外製品が市場を席巻して陶器を取り巻く環境が激変しているのに変化に対応できないのが経営不振の最大の原因です。青森の老舗もバタバタ破綻、あるいは経営統合されております。地方の一企業とは言え、日本国はもちろん、グローバルな経済環境に目を向けながら、消費者ニーズに適応しないと淘汰されます。今まで無風状態だった葬祭サービス業も再編の嵐が吹き荒れそうです。老舗は老化現象で「死に瀬」に近いところにあると自覚して、伝統を守りつつ革新をしなければなりません。地元企業の陶器販売会社も当然厳しい販売環境だと推察できます。
目が覚めるニュースでした。