生きる

思い出を抱えて生きる

彼岸花

2009-08-17 13:57:39 | Weblog
お盆休みは13日~16日まで(実は私だけ12日休んで美術館めぐり)


休み中 気になっていた彼岸花の植え替えを連日 行っていました。一つのプランターから7つのプランターができあがったのは予想外。土は重い 外は蒸し暑い だらだらと流れる汗に閉口しながら 爪はいつのまにか真っ黒。 なりふりかまわず 地べたに座り込んでいました。
 そこへ84歳になる元気な隣のおばあさんがぬっとあらわれました。
「小松菜かい?」
「彼岸花の植え替えをしているんです」
「あの紅い色したお寺なんかにある不吉な花かい?」
「そうそう 縁起が悪いって嫌う方もいらっしゃいますよね」
「うちじゃぁ 全部引っこ抜いて捨ててしまったよ」
「ハハハハ・・」
おばあさんは、庭でとれたきゅうり いんげん ピーマン ゴーヤなどを持ってきてくれていました。
「これ あげようと思ってさ」
「あら うれしい。 ありがとうございます」
ひとしきり いろんなことを話した後。
やおらに くるっと背中を向けて 両手を背中で組んで帰りながら
「食べられるほうがよかろうに・・」とつぶやきました。

まだまだ ごろごろころがっている球根をいたずらにいじりまわして・・
捨てるのはしのびないし 木の下に穴をほって ばさっと埋めてしまいました。
どうなることやら・・

昔昔 彼岸花は飢饉の時の食料用に作られた時もあったのですから 案外 もしもの時は食べられるかもしれません。
そのうち 食べてみようかと思っています。


会社は8月に入ってから開店休業状態。