缶詰パン（ボローニャ）

「少し暖かい日だよ」
電話をすると　この頃　めっきり気弱なことばかりいう母が言った。
「何度なの？」
「4℃」
「こっちは、11℃。気分はどう？」
「よくないね。ご飯の仕度がねぇ～何を作っていいのか浮かばないのよね」
「暖かくなって陽がさすようになると元気になるわよ！」
母は、植物ではないのだけれど　なんとなく芽が出て伸びていくような気がする。
「おとうさんのご飯がねぇ～」
そんなことをいうので　電子レンジで簡単に解凍をして食べられるモノを送っています。
そして　つい保存食に目がいく。

このパンも　買い物にいけない日は、便利だろうと・・
普段　気楽に食べればいいと思って選んだものです。
それから　いやに缶詰パンがあちらこちらで目につきます。
たぶん最近　4年以内に首都圏直下型地震がおこるのではないだろうかとニュースになってからではないでしょうか。
（ちなみにどんな缶詰パンも注文してから届くまでだいぶ日数を要するそうです）


好奇心旺盛な私は、ものはためしで缶詰パンをいろいろ食べてみました。
このボローニャの缶詰パンは、缶が開けやすいしパンもとてもおいしい。
なにより笑いたくなります。
（このパン屋さんに宣伝をたのまれたわけではありません）


いつのまにか非常食を食べまくって・・深いため息をついているこの頃です。
もしや日本の男は、災害用の食料は、まずくなくてはいけないと思っているのかしら？

気のせいか・・？郷里の母のためから・・どんどんずれていっているようだ。


　　木製パレット屋のつぶやき