休み中、夜の静まり返った台所の壁付近でガサゴソと音がする。
ゴミ箱のゴミかしら？って思ったが どうも違う。
もしや ネズミが通気口から進入しようとしているのかしら？ってドキドキしてきた。
10年前、しばらく天井を走り回るネズミに悩まされたので勘弁してよって思った。
これは、特製の味付けをした毒入りご飯を天井に置いたり ワンコが吠えたりしているうちに静かになった。
気合いをいれて壁をドンドン叩いてみたり なぜか掃除機をもって身構える。
ワンコは、私の異様な雰囲気に恐れをなしているようだが吠えはしない。
ネズミやハクビシンだったら 吠えるのではないかと ふと考えた。
そうだ！動物ではないと なんだか自信をもって外の見回りにでることにした。
うっと息を飲んだのは、外壁でゴキブリより黒いものが ガサゴソ動いている。
なにこれ？
遠くへとびのいて ジーー！っと見ると なぁんだ蝉だった。
今年の夏は、蝉が多くて 玄関やベランダでひっくり返っているのをよく目にするので
「どうしたの？」って声をかける。
時には、救助も・・
ハハハ 蝉だ。
夜に なぜ？ 羽をバタバタさせて騒ぐのか理解に苦しむが人騒がせなって思う。
樹で鳴いている蝉は、なかなか見つけられないが壁だと目立つね。
昼間、見かけた蝉
見つけられると ちょっとうれしい。
木製ﾊﾟﾚｯﾄ屋の婆さんは蝉を見つけると笑いたくなる。