前日まで息子の登山の話は、知らなかった。
なんだか登山＝命知らずのような気がして
心の中で行かないで行かないでとつぶやく。
どうして男って挑戦って好きなんだろうって思う。
私は、平安と安定がいいな。
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長い間、別居をしていた夫が亡くなった。
死んだら帰るねって言っていたが よく考えたらそんなことって生きている人が決めることなんだよね。
亡くなったのも何故か秘密だったようだし 葬儀も来てほしくないようだった。
（11/1ぐらいから亡くなりましたと周囲に話をしだしたようだから・・もうヒミツはいいのかなって思う）
夫とは、時々 食事をしたり電話で話をしたりはしていた。
亡くなる２０日前にめづらしいことを言っていた。
「お酒を年内だけやめるんだ。命をかけて飲むものじゃないからね」
薬を飲んでの治療なんだそうだ。
その前
「手術をしようかなって思って、簡単なんだって。娘と病院の先生から話を聞きに行くんだ」と
だから、まさかその後に入院をして一週間たらずで亡くなるなんて思いもしなかった。
話を聞いたときは、頭が真っ白になって手から物が落ちて呆然としてしまった。
実は、まだピンときていない。
悪い冗談かなって思っている。
葬儀って心にけじめをつけるために必要な儀式だなって思う。
そしてわかった。
私は、あらぬことをわめいて泣き叫びたい。
その衝動を抑えているとそれがジワジワ心をむしばんでいく。
しかし、あっぱれな生きざまだったような気がする。
合掌