先生がおっしゃいましたので・・

昨日は、歯の定期健診の日でした。

なんだかこの頃、予定が苦痛。
きっと加齢のせいかも・・
歯科も眼科も通わなくていい日が来ないのだろうな。
ウーーワン！
歯は、ガタガタ

目はカスミがかかってぼんやりだ。
そんなことを思いながら昼に歯医者さんへ伺いました。
待合室でうつらうつら。
帰りがけになぜか院長先生が

「花粉症ですか？」

「はい　ひどくて・・」
よほどひどい顔をしていたのかもしれません。

滞りなく歯の掃除も済んで来月の予約を取ろうとしたら歯科の窓口の方から意外な言葉をいただいた。

「次回の定期検診は、6ヶ月後です」
えっ！？ブハッと思わず噴いてしまった。
今朝の嘆きを聞かれたのかなって思ってしまう。

「本当ですか？」

「はい、先生がそうおっしゃいました」

「今まで毎月だったのがなぜ、急に6ヶ月後になったのですか？」

「先生がおっしゃいましたので」
「虫歯のない息子でさえ3ヶ月おきなのに　急に半年おきの検診って変じゃないですか？」
「でも先生がおっしゃいましたので・・。あの～半年後の予約は、どうされますか？」

瞬間的に半年後の予約に縛られるのは、まっぴらごめんだって思った。
それにこの窓口の女性は、先生の指示を間違えて聞いているのかもしれないと
穴のあくほど顔を見つめてしまった。
1ヶ月って6ヶ月に聞こえるかもしれないじゃないか？？？
いっこうに再確認に行こうとしない。
何度も『先生がおっしゃいました』って言いきれるのって凄いなって思った。
しかし、半年も歯医者さんに来なくていい嬉しさを少しの時間、「やったーやったー」って満喫しようとニタニタしながら帰ることにした。
私の歯は、ガタがきているのだけれどこれは年なりで今後はそんなに気をつけることはないのかもしれない。
あらぬことを想像してちょっと幸せ。

ところでこんな時は、時間を置いてから指摘すると案外うまくいくよね。

一晩寝てから　しかたがないから歯科医院に電話をして先生に確認してくださるようお願いしました。
案の定　1ヶ月後だった。
心の中で　あぁーなんだよう～って思った。

それにしても歯科の院長先生がお気の毒です。
濡れ衣だよね。

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