ハトとお米

外の出入り口の鉢植え下にお米がバラバラとあった。

まるで洗いコメのように白く固く興味本位でしげしげ眺めて掴んでみた。
？？？

蒔いた覚えはないので気持ちが悪かった。

いろんなものを上から落とすのは、カラスが多いのでひとまず犯人にした。
数時間したらお米が跡形もなく無くなっていた。
翌朝、今度は塀の上に石が置いてあると思ったらハトだった。
実は、最近　二羽のハトをよく見かける。
巣を作るわけじゃないよねって箒を持って追いはらったりしていた。
「やぁー！やぁー」
ワンコがガーーン！という顔をしてカーテンの陰から見ていた。
ある時は、ハトが地面でジィッとしていて水撒きをしていた時にお互いがビックリして悲鳴をあげたこともある。
「キャァー！鳥は木の上じゃないの！」
ハトは、あわてて地面を走って飛び立った。

さて、お彼岸にお墓参りに行って閃いたことがある。
以前にこの辺りのお墓って洗い米をまくのだって聞いたことがあった。
いつものように息子がお墓を舐めるように掃除をした後、線香入れの上のくぼんだ台に水を入れていた。
※お墓掃除専用のグッズまで持ってくる。
「そこに水を入れるものなの？」って聞いてみた。
「それじゃ何を入れるんだ」という返事に感心して終わった。
でもね、夜になって布団の中で　もしかしたらお米じゃないかしら？って思った。
そんなところ（お墓）からハトたちが米を口の中に入れて持ってきて吐き出したんじゃないかしら？
きっと　その米を求愛に使ったんです。
「お米をあげるから嫁に来い」とか・・
私が見ていない時に仲良く二羽で食べたのかもしれない。
全て　つじつまが合ったので気分よく眠ることができました。

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