今年94歳になる父から電話があった。
「確認したいことがあるから少しつきあってくれるかな」
「はい」
「お父さんの声が聞こえるかな?」
「はい」
「これは聞こえるかな?」
「はい」
「携帯のイヤフォンを使うかそれが無くてもいいかのテストだ。」
(父は、耳が遠くてイヤフォンを使っています)
「待てよ、お父さんそれって私が聞こえるとか聞こえないとか何か関係があるの?」
「・・・・」
「お父さんは、私の声が聞こえているの?」
「時々、聞こえる。お父さんの声がきこえているんだろう?イヤフォンが無くても大丈夫だな」
「えーーー」
「じゃあね ありがとう」
「はい」
「携帯のイヤフォンを使うかそれが無くてもいいかのテストだ。」
(父は、耳が遠くてイヤフォンを使っています)
「待てよ、お父さんそれって私が聞こえるとか聞こえないとか何か関係があるの?」
「・・・・」
「お父さんは、私の声が聞こえているの?」
「時々、聞こえる。お父さんの声がきこえているんだろう?イヤフォンが無くても大丈夫だな」
「えーーー」
「じゃあね ありがとう」
電話の後、しばし呆然としてしまった。
あまり自信をもって言われると自分が間違っているのだろうかと思う時がある。
父は、90歳を過ぎたころから年なりに物事を忘れる頻度が多くなってきた。
しかし、コンピューターを購入したり それで囲碁をやったりでそちらのほうは、頭が冴えているようだ。
どんなに物忘れがひどくても 好きな趣味と喜怒哀楽の感情は、まだ残っている。
いつまでも電話をかけて欲しいが・・
そろそろ 往復ハガキにしようかしら?
老いたワンコにも老いた父にも刺激を与えることばかり考えている。
実は、自分に一番必要かな!?
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私のところは母が先に逝き、父がそれから3年後に。
一人こつこつすることはあったようですが、亡くなったあと、
もっと電話してほしかった様子を知りました。
お父様のイヤフォンと会話にはクスリとしましたけど、
電話をかけてこられるのを待つのではなく、
かけてさしあげたほうがいいと思いますよ~~。
葉書もお手紙も、それはそれでお喜びでしょう。
ぜひ(笑)