梅雨の時期に入ると うちの犬の顔色をうかがいながらドキドキしていた。
昔から心で思うと そのようになるっていうのを信じていたので まずいと頭をふりながら
それでも やめられない。
なんだか 月曜日からおとなしいように感じるのでなおさらだ。
あまりおもちゃに興味を示さなくなり 嵐の前の静けさのようだ。
昨晩 ついにきた!!
夜中 眠っていると「キャァーン!」とすさまじい悲鳴
何が起きたのか飛び起きた。
尻尾を下げて腰を丸めて震えている。
あぁ ついにこれは腰だ。
思ったとたんに胃が痛み出す。
(なんで胃痛なんだと いまいましく思うが きっとここが弱いのでしょう)
なすすべがないので 平らな場所をつくって眠るように声をかける。
朝、腰からタオルケットをかけようとすると体の反射で背骨が痛んだのか
「キャーン」だ。
おしっこをしたと知らせるときは、ワンと一声ほえるのが弱々しく
「クゥーン」
生きモノと暮らすと 愛しく楽しい日々もあるが背中あわせで心配と不便なこともある。
朝一で獣医さんに行くしかないと もくもくと仕事や家事を片付ける。
犬用の乳母車でも買おうかとおもうぐらい 外に連れ出すときは考える。
今日は、自転車だ。
獣医さんの診たては、
「股関節も脚もなんともないようなので しばらく昨年と同じ薬を飲んで様子をみましょう」
だった。
「先生 昨年のまったく同じころに坐骨神経痛と診断されましたが これは繰り返されるのですか?」
「繰り返すようであれば サブリメントを飲んだらいかでしょうか?」
「サブリメントは、最近 人にもあまり効かないといわれているのに 犬も同じではないですか?」
「サブリメントにもよるのです。効くコもいます。ただ 関節にいいというサブリメントなので腰痛に効くかはためしてみなければわかりません」
「もしかして この腰痛の再発は、運不運で神様のみ知るって感じですか?」
「まぁ・・」
「この世に生きて10月でやっと6歳 もう少し楽しい人生だったって思う日々を味あわせてあげたいです」
「前は、薬を飲むとよくなりましたよね?」
「飲んでいる間は、動作は緩慢。食欲だけはあるっていう状態で・・。実際は、薬をやめてから 少しづつ本来の元気な動きになってきました」
薬は、ステロイド剤だ。
人にだって よくないのに小さな体の犬にいいわけがないだろうって ひそかに思う。
ガンなら末期に使うんじゃないか(どうしてこう 私はひねくれたことしか考えないのだろうか)
人なら ストレッチとか体幹トレーニングとかあるのだが 犬にはないからなぁー
犬の運不運なら海の神山の神に祈るしかないのだろうか・・・
バカなことを思いながら自転車を押して帰宅
木製パレット屋のつぶやき
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