大津市で市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、いじめの実態などを調べる市の第三者調査委員会は26日も、市役所で会合を開いた。委員長の横山巌弁護士らによると、第3回会合の9月17日までに、いじめの事実関係について整理することを決めた。また、資料の精査や生徒の聞き取りを補佐するため、弁護士や臨床心理士ら調査員5、6人を選ぶ。
この日は委員5人のうち、教育評論家の尾木直樹・法政大教授が欠席した。今後、横山氏ら弁護士チームと尾木氏らのチームに分かれ、弁護士チームがいじめの事実関係などを精査し、尾木氏らは教師や学校との関係などを調べる。別の専門家の公聴会も検討する。
男子生徒の遺族の代理人弁護士によると、調査委から、男子生徒の写真や成績表の提供のほか、証言できる友人の紹介の依頼があった。