
東京は今日も梅雨明け間近の青い空。
暑ーくなる前の、朝の散歩が気持ちいいです。
朝の散歩というと、私の場合は上野公園。不忍池は今蓮の花が満開です。
タイトルに、「蓮が開く音聞くために早寝する」なんて書いちゃいましたが、実際にそんなことはしてなかったりします。そういうのも風情があるなあ、なんて思って清少納言の真似してみた次第。

夏が終われば、池を緑で覆い尽くす蓮も枯れ始め、秋から冬には再び水面が見えてきます(管理の方が枯れ草を刈り取ってるらしいです)。
いったいいつから、咲いては枯れ、枯れては咲きを繰り返しているのでしょうか。
5月から6月には水面に緑の葉っぱが頭を覗かせ、いつのまにやらどんどんどんどん伸びて行き、7月に入る頃には、池は深い緑に覆い尽くされる。その生命力には、毎年毎年驚かされます。
この池の水の下では、いったい何が起こっているのか、いったい何が蓮にそんな生命力を与えているのか?
妖怪蓮番(自分で勝手に作った名前です)でもいるのではないかと思ってしまうのは、「ゲゲゲの女房」が始まる前に戻んなきゃと思ってるからですなw。
おなじ上野公園の桜が「はかないもの」の象徴だとすれば、この不忍池の蓮の花は「生きる力」の象徴のようにも思えます。一つの公園の中で、季節を変えて生と死が表現されるとは。上野公園恐るべし。
普段、ぼーっと歩いている公園というものの意味を考えさせられます。
そんな、歩くだけで、私たちにも生命力を吹き込んでくれる朝の不忍池。
今日はそんな不忍池のお散歩アルバムです。
まずは、いろんな蓮の花。 ぽつん。

蕾がニョキ。表装画にありそうな構図(花がセンターすぎか?)。


蓮といえば露

きれいですねえ

萎れかけもいい

シャワーヘッド。一本欲しくなっちゃうのだけど、持ってかえると怒られちゃうんだよなあ。

鳥もいます。

こんなのも。

でもね、一番じっと見入っちゃったのは彼らです。
こちらはビデオで見てください。
不忍池の住人たち
大混雑! よく見ると、亀の甲羅に苔が生えている。をかし。

何を見ているの?

鯉もいい顔してんのよ

道端にはこんな花も咲いていました。

さわやかな夏の朝の不忍池。
次こそは、蓮の花が開く時のポンッという音を聞くべく、もっと早起きしてみようかな。
暑くなる昼頃には蓮の花は閉じてしまうので、やはり早朝が見頃です。
水と木のある場所は、木陰にいれば部屋でエアコンで涼んでるよりずーっと気持ちがいいですよ。
こちらの方においでの際は、是非是非、不忍池を歩いてみてください。