グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

NEC・レノボのパソコン事業合弁に思う

2011年01月31日 | 日記
NECと中国レノボ・グループがパソコン合弁事業について合意したとのことだ。
NECはパソコン国内トップシェアを今でも維持しているがグローバリゼーションが進む市場経済化で意味があるのは世界シェアであって国内シェアなどほとんど意味がないことを教えてくれているようだ。
新しく立ち上げる合弁会社はレノボ51%、NEC49%、この差の2%は小さいようだがマジョリティとマイノリティを分ける2%である。
経営方針で意見が分かれた場合はレノボが主張を押し通すことになるだろう。
提携目的にはサーバーの販売協力やタブレット端末の共同開発などがあるようだが成果を確かなものにするためには相当タフな交渉力を要するに違いない。
用が済んだらあっさり捨てられると言う事態が全く考えられない訳ではない。
今回の契約には株式譲渡オプションがあるようだし・・・。

国会論戦開始に思う

2011年01月30日 | 日記
先週から衆参両院で代表質問が始まった。
内政外交課題山積の中で国会の役割はきわめて大きいと思われるが残念ながら代表質問を見る限り「熟議」は期待できそうにない。
野党はともかく政府・民主党・首相の揚げ足取りと解散総選挙を迫るだけで政策協議に応じる気配はない。
今、日本は総選挙などやってる場合でもないし仮にやったとしても与党非難だけの政党に支持はないだろう。
ここはひとまず政策協議を通じて与野党協力を果たし合わせて政権担当能力をさらに高めるべきだ。
一部に「政策協議参加は与党に与することになる」との意見もあるようだが国会議員としてはいかにも狭量である。
民主党・菅首相は単に低姿勢だけでなく政策協議に向け法案準備や修正見極め、党内意思統一を進めなければいけない。
そのためにもマニフェストの修正は必至だがそのためにあらためて信を問うプロセス(つまり解散総選挙)は必要はないだろう。
遠からず国民の厳正な審判を受けるのだから。
それにしてももっと超党派議員、超党派活動が増えないものか。
国会議員の自覚と蛮勇を期待したい。

ドミノ現象の始まりに思う

2011年01月29日 | 日記
北アフリカが大変な状況になっている。
野菜売り青年の焼身自殺に端を発したチュニジアの反政府デモは大統領夫妻を事実上国外追放してしまったがフランスなど旧宗主国も民主化支援に動いており大統領夫妻に安住の地は見つかっていない。
以前フィリピンでも同様の政変があったがあのマルコス一族より悲惨な運命が待ち構えているかもしれない。
今回のチュニジア政変は北アフリカ諸国に飛び火、今ではアラブの盟主であるエジプトさえも混乱が高まっている。
誰が言い出だしたのか思い出せないが「長期政権は必ず腐敗する」という言葉がある。
昨今急成長のSNSを触媒にして近隣の長期政権国家が大きく揺れ動く可能性が出てきた。
政権中枢にいるものはとても心穏やかではないだろう。
話は飛躍するが1年もたない政権が続くわが国にはもう少し長持ちする政権が欲しい。
このドミノ現象に飲み込まれるようなことはないだろうが・・・。



東京タワーよ、永遠なれ(その2)

2011年01月28日 | 日記
昨日の続きである。
アメリカン航空の羽田ーニューヨーク(以下NY)便就航告知広告にあるNYのシンボルはなんと「エンパイアステートビル」だ。
いま「NYのランドマークは?」と問われれば日本人100人中90数人は「自由の女神像」と答えるだろう。
なのにエンパイアステートビルなのである。
何故この広告が「自由の女神像」ではなく「エンパイアステートビル」が選んだのか知る由もないが私が一昔前NYに遊んだとき「自由の女神像」より先に向かったのがこのエンパイアステートビルの超高層展望台だった。
NY州の別名を冠したこの建物は1931年の竣工以来同じマンハッタン地区のワールドトレードセンター・ノースタワー竣工まで40年以上に亘り世界一の高層ビルとして君臨、あの大して広くもない屋外360度展望台の来場者は延べ1.1億人を突破したとのことだ。
この際、エンパイアステートビルにもエールを贈ろう。
エンパイアステートビルよ、永遠なれ。


東京タワーよ、永遠なれ

2011年01月27日 | 日記
スカイツリーの建設が進み連日のようにマスメディアに取り上げられているがどっこい「本家」東京タワーも負けてはいない。
朝刊を見ていたらアメリカン航空の羽田ーニューヨーク便就航の告知広告が目に入ったが東京を象徴する光景は東京タワーだ。
東京タワーにはいろいろ思い出がある。
40年以上も前のことだが就職で東京に出てきて最初に訪れた観光地が東京タワーだった。
昭和33年に完工した高さ333メートルの東京タワーは文字通り東京のシンボルであり高度成長の旗手でもあった。
月日の流れと共に少しづつその輝きは褪せていったがあのライトアップで再びその存在感を取り戻した。
東京タワーには外にもご縁があった。
小生のビジネスマン生活最後のオフィスが東京タワー前にあったのでつい最近まで数年間通い続けた。
その間国内外の観光客の道案内をしたことも一度や二度ではない。(笑)
スカイツリー計画が明るみに出てからというもの「東京タワーは今後どうなるの?」という質問をよく受けた。
今でも念じている、「東京タワーよ、永遠なれ」と。



ザックジャパンの強さは本物か(その2)

2011年01月26日 | 日記
昨日のアジアカップ日韓戦も深夜までのめりこんでしまった。
実力は伯仲と分析していたがまさにその通り、1-1で前半を折り返した。
結局延長戦までもつれ込んでそれでも2-2、勝負はPK戦に。
例によってヒヤヒヤドキドキだったがここからが違っていた。
なんと3-0の完勝、こんなPK戦の結果はかって記憶にない。
昨年の対戦成績が0勝2敗1分の韓国相手に見事勝利をもぎ取ったのだ。
延長戦の中の2点目など若干のツキにも恵まれたが間違いなくザックジャパンの強さは本物だ。
「運も実力のうち」というし・・・。
さぁ、アジアの王者まであと一つだ。
ゴー、ゴー、ゴー、ジャパン!!

経済犯罪に対する罰則強化を

2011年01月25日 | 日記
今日の日経新聞夕刊にスーパー銭湯の不正排水に関する記事があった。
バイパス配管により下水道流量を少なく見せかけ下水道料逃れを行う事例が相次いでいるとのことだが手口は確信的で悪質だ。
そして何より驚くのは刑事罰が適用できず条例で科料を課す以外打つ手がないという罰則の軽さである。
「バレてもともと、バレなければそっくり儲けモノ」では世の正直者はたまったものではない。
以前にこのコラムでも書いたが経済犯罪に対しては先ず不正利得の100%弁済を義務付け、その上で別途ペナルティを課す法制度が必要ではないか。
冒頭の例に見られるような「やり得社会」では当該分野だけではなくあらゆる分野で同じ類の犯罪を助長させるだろう。
「犯罪は割に合わない」と思わせる法制度がいい社会作りに必須だと思うが如何だろうか。



首相施政方針演説に思う

2011年01月24日 | 日記
本日第177通常国会開会にあたり首相の施政方針演説があった。
その全文が夕刊に掲載されていたのであらためて目を通してみたがいやはや素晴らしい出来である。
美辞麗句満載で自身の厚生相時代の実績もさりげなく盛り込まれている。
方針通りの政治が施されれば演説の中にある「最小不幸社会」どころか「最大幸福社会」が実現するのではないか。
決して揶揄するつもりはない。
キチンと実行していただきたいと思うばかりである、それもスピード感を持って・・・。
ただ野党幹部の言動を耳にする限りその実行は容易ではなさそうだ。
曰く「解散総選挙に追い込む」だの「変節を正す」だの全く話にならない。
政府・民主党は譲歩の応じる用意があるといっているのだからここは一先ず対案をぶつけていくべきではないか。
それが国民を思う政党の所作だろう。
名を捨て実をとることこそ政権奪回の早道だと思うがそうはならないだろうか。
政府・民主党にもまだ僅かだが生き伸びる可能性が残っている。

法科大学院実態調査開始に思う

2011年01月24日 | 日記
総務省が行政評価の一環として4月から法科大学院の実態調査を実施するようだ。
法科大学院制度については法曹人口の拡大を目指し鳴り物入りでスタートしたが当初から乱立気味で行く末を案じていた。
日本は米国に比べ弁護士数が人口比で半分以下というのが本制度の背景にあったようだが知り合いの弁護士によれば日本には米国にはない司法書士、行政書士制度がありこれを勘案すると決してトータル数は少くないとのことだ。
現に最近では司法試験にパスしても就職難と聞く。
こんな状況では法科大学院の淘汰も止むを得まい。
本制度に踊ったもの、踊らされたものは少なくないだろうしその代償を思うと心痛むが総務省はキチンと調査し法務省、文部科学省に然るべき対応を促していただきたい。
これ以上キズを広げないために・・・。

ザックジャパンの強さは本物か

2011年01月23日 | 日記
サッカー・アジアカップで日本が準決勝に勝ち進んだ。
それもあの凄い逆転劇で。
そもそも予選リーグの戦いぶりは必ずしも万全ではなかった。
1,2戦とも対戦相手がFIFAランキング格下チームにも関わらず引き分け、1点差の辛勝で正直なところ先行きを危ぶんだものだ。
ただ第三戦は5-0と完勝、結果的に予選リーグを第一位通過し何とか期待をつないだ。
ところが決勝トーナメントに入り初戦の相手は開催国カタール、100%アウェーのためちょっといやな感じで迎えた。
そしてあのレッドカードと直後の再負け越しシーンだった。
しかしそれからの30分が違った。
ザッケローニ監督の説く「前へ、前へ」が随所に見られ少ないチャンスをものにした。
まさか10人で連続ゴールをゲットするとは誰が予想しただろうか。
予選リーグ1,2戦とは別人(別チーム)の様相であった。
セットプレー以外に流れの中でも得点できる能力が向上している。
アジアカップ優勝まであと2つだ。
ゴー、ゴー、ジャパン!!