一昨日五輪組織委が例の公式エンブレムについて応募当初の原案まで公表し当該デザインの独創性を強調していた。
五輪組織委が「いかにエンブレムの盗作疑惑打消しに躍起なのか」が痛いほど伝わってきた。
組織委によれば原案選定後、例のベルギーの劇場とは別に類似デザインが見つかったためあらためてデザイナーに修正依頼を行い結局今の最終案に落ち着いたとのことだ。
「ゆえにこの最終案は独創的である」と言いたいのだろうがこれで100%疑惑は払拭できたのだろうか。
盗作疑惑が持ち上がった直後デザイナーが単独で記者会見を行い「パクリはやっていない」と言明していたが今回の組織委の記者会見にはデザイナーの姿は見えなかった。
エンブレム盗作疑惑発覚後このデザイナー事務所の他の作品にトレース事例などが表面化したためもう公式の場には出られなくなってしまったのかもしれない。
何故最初のデザイナーの単独会見の時に組織委も共同で一昨日の会見のような説明ができなかったのだろうか。
対応が全く後手になってしまったが今となっては何をやっても遅すぎるようである。