米国オバマ大統領が風のようにアジアを通り抜けていった。
道中でいろんな言葉を残していったがなかなか心憎い。
日本では「尖閣諸島は安保の対象に含まれる」旨のコミットがあったが安倍政権関係者は涙が出るほど感激したのではなかったか。
一方で反発が予想される中国に対しては「平和的台頭を期待する」とフォローした。
韓国では従軍慰安婦問題に触れ人権侵害を強くアピールした。
今度は朴政権が「我が意を得たり」だったが日本にとってはちょっと辛い。
オバマ大統領の言っていた説明責任とは日本が一時目論んでいた河野談話の見直しを指すものと解釈するには無理があるだろう。
フィリピンでは米軍の移動的駐留(正確な表現ではない)を公約していた。
領土・領海問題で中国と対峙するアキノ政権はどんなに心強く思ったことだろう。
今回訪問しなかった(訪問されなかった)中国はもしかしたら一人疎外感を味わっているのかもしれない。