またしても官庁の会食問題が明らかになった。
しかもコロナ禍対策の司令塔である厚労省での出来事なのである。
参加人数は23人、会合は深夜まで及んだ、マスクをしながらの会食ではなかった、会場はアクリル板もなかった、と聞いて唖然とする以外なすすべはなかった。
さすがに一般民間企業でももう少し遵法意識が残っているのではないかと思ってしまう。
司令塔がこの体たらくでは誰も一生懸命協力しようなどという気持ちも失せてしまうし行政がいくら口酸っぱく懇請しても空転してしまうというものだ。
それにしても会食問題さらに言えば我が国の会食文化と言うのは根が深い。
これだけ言ってもブレーキが利かないわけだからねぇ・・・。
かくなる上は一体何をやったらいいのだろう?
会食参加者の厳罰化?、徹底的な飲食事業者の取締り? 感染防御対策の重装備化? うーん、どれもねぇ・・・。
基本は個人のモラルや社会への責任感なのだがこれが随分薄弱なものになってしまった。
こんな状態では五輪の開催など「とても、とても」と思わざるを得ない。
時の為政者はどう考えているのだろうか・・・。