米国の外食産業で長らく時価総額トップの座を占めてきたマクドナルドに黄信号が灯っている。
コーヒーをメニューの中心に据えるスターバックスの猛追を受けているのである。
マクドナルドといえば言うまでもなくハンバーガーの代名詞になっているのだがそのハンバーガー(およびコーラ飲料)が肥満の元凶として消費者から訴訟を受けるようになって久しい。
「訴訟を起こすくらいなら食べなきゃいいのに・・・」と思うのだがそこは「sue society」と呼ばれる米国の面目躍如たるところだ。(笑)
日本マクドナルドでは中国からの食材輸入でもダメージを負った。
業績回復にはまだまだ時間を要するのかもしれない。
一方コーヒーへのこだわりを事業運営の柱に据えるスターバックスに陰りはない。
ごく最近も1800円(通常メニュー価格の6~7倍)の希少コーヒーをメニューに加えるという。
こちらはサンドイッチからデザートまでフードも充実しているがあくまでコーヒーにこだわっている。
どうやら米国系外食産業の主役はハンバーガーからコーヒーに移行したといえそうだ。
バーガーキングがコーヒーに定評のある加ティム・ホートンズを買収したというがこれも上記のトレンドと無縁ではないだろう。