6月にシンガポールで米朝首脳会談が行われた時には一瞬両国間の融和を期待したものだが残念ながらその後大きな進展は見られない。
結局あの会談は米大統領、北朝鮮委員長ともにキチンとしたビジョンも合意イメージもないまま個人パフォーマンスだけで行ってしまったからではなかったか。
何よりも経済制裁解除が欲しい、そして朝鮮戦争終結宣言が欲しい北朝鮮側と完全非核化(CVID)を先行させたい米国側との間で今接点を見出すことは難しい。
双方とも側近がグイグイ政策を動かすことなども考えにくい。
良きにつけ悪しきにつけ両者ともワンマン体制なのだからもしかしたらどちらかの政権基盤が崩壊するまで両国の歩み寄りはないのかもしれない。
とはいえ我が国の対北朝鮮の対する拉致問題はそんなに悠長に待ってはおれない。
というわけで先ごろベトナムで日朝間実務者が接触していたというニュースが漏れ聞こえてきたがこれは我が国政府にとって当然といえば当然の行動である。
米側はこのニュースに対し不快感を表明したようだが何ら遠慮することはない。
ただ拉致問題だけとっても先方からは何がしかの見返りを要求されそうだ。
日本独自の外交力は誰がどのように発揮していくのだろうか。
結局あの会談は米大統領、北朝鮮委員長ともにキチンとしたビジョンも合意イメージもないまま個人パフォーマンスだけで行ってしまったからではなかったか。
何よりも経済制裁解除が欲しい、そして朝鮮戦争終結宣言が欲しい北朝鮮側と完全非核化(CVID)を先行させたい米国側との間で今接点を見出すことは難しい。
双方とも側近がグイグイ政策を動かすことなども考えにくい。
良きにつけ悪しきにつけ両者ともワンマン体制なのだからもしかしたらどちらかの政権基盤が崩壊するまで両国の歩み寄りはないのかもしれない。
とはいえ我が国の対北朝鮮の対する拉致問題はそんなに悠長に待ってはおれない。
というわけで先ごろベトナムで日朝間実務者が接触していたというニュースが漏れ聞こえてきたがこれは我が国政府にとって当然といえば当然の行動である。
米側はこのニュースに対し不快感を表明したようだが何ら遠慮することはない。
ただ拉致問題だけとっても先方からは何がしかの見返りを要求されそうだ。
日本独自の外交力は誰がどのように発揮していくのだろうか。