企業経営に効率化を求めていくことは何時の時代も重要だが今時の道具として注目すべきものが2つある。
その一つはビッグ・データである。
その昔「ビッグ・データ」という言葉が今ほどポピュラーになる以前からコンビニ業界の雄「セブン・イレブン」はPOSレジ・データを駆使して店舗ごとの需要予測と発注量の適正化に役立ててきた。
一店毎に見れば大したことはないようだが企業全体で見れば一万数千店、しかも毎日毎日の積み重ねだから僅かの機会損失、廃棄ロスの差はとてつもなく大きな金額になるだろう。
もう一つの道具はクラウド・コンピューティングだ。
クラウドの活用によりどんな零細企業も(あるいは個人も)PCかタブレットがあれば有用なリアルタイム情報を安価に入手できる世になった。
初期費用なども一昔前とはまさに隔世の感がある。
ビッグ・データとクラウドを経営の効率化にどう生かすか、その巧拙は企業価値に決定的な差となって現れるてくることになろう。