グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

高速道路料金政策を問う(その2)

2011年01月05日 | 日記
去る3日はUターンのピーク日、東名高速などは遅くまで渋滞で大変だったようだ。
午後4時頃沼津インター付近で渋滞48kmを記録したほか数ヶ所で20~30kmの渋滞があったとのことだ。
それにしても分からないのは1月3日という特定日も機械的に休日特別割引制度を適用していることだ。
高速道路の利用者は何より移動時間の短縮と快適さを求めているはずで料金と引き換えにこれを犠牲にしてもいいとは考えていないと思う。
それなのにこんなことではとても高速道路の役割を果たしていないではないか。
そもそも無料化やら上限制などは公平性を損ねる愚策である。
高速道路の建設費や維持費は利用者が負担するのが当然だろう、それも従量制で。(電気自動車を優遇するというのならある意味でまだ理解できるが・・・)
来年度の予算は2000円上限制が前提になっているとか。
政府・民主党はどれだけ「愚」を重ねたら気が済むのだろうか。

天災対策に思う

2011年01月04日 | 日記
昨日の当ブログで山陰地方の大雪による国道9号の大渋滞を取り上げたが被害は国道上だけに留まらなかった。
漁港では380隻以上の漁船が沈没、油漏れが発生しているほか山間部では300世帯が孤立、停電世帯は1400戸以上にのぼるということだ。
最近家庭の暖房は電力に依存するところが増えていると聞くがそうであれば事態は切迫している。
大雪に対しては豪雪地帯を中心に相当の対策が施されているように思うが雪だけでこれ程広範な被害が発生するとは思ってもみなかった。
それにしても近年あらゆる天災に対し全地球レベルで脆くなっているように思えてならない。
全天災に対し正攻法で対処するとすれば膨大な費用と長い時間を要することは容易に想像できるがもっとアイデアや経験を生かしてコスト・パフォーマンスの高い防災・復旧対策を開発できないものだろうか。
事業仕分け会議で中止を宣告された「スーパー堤防」などとは別の発想で・・・。

元日点描(その2)

2011年01月03日 | 日記
昨日の当ブログで鳥取・国道9号の大雪被害を取り上げたが結局渋滞解消まで42時間費やしたとのことだ。
また昨日は「幸い死亡事故にはつながらなかった」と記したが救急患者の搬送に5時間かかり病院でなくなられた女性がおられたようだ。
被害に遭遇された皆さんには心からお見舞いを申し上げたい。
それにしてもあらゆる天災被害がだんだん多く、大きくなっているように思えてならない、それも全地球レベルで。
他方で環境問題に立ち向かう国際会議は難航している。
昨秋名古屋で開催されたCOP10も結局玉虫色の決着だったように記憶している。
この分野こそ大国がエゴイズムを捨て範を垂れるべきだろう、一日も早く・・・。

元日点描

2011年01月02日 | 日記
首都圏近郊は快晴だったが裏日本は大雪で大変だったようだ。
元日のニュースで一番気になったのは鳥取・国道9号の大雪による通行マヒだ。
積雪量のせいか、ドライバーの不注意・未熟によるものなのか原因はよく分からないが1000台が20kmにわたって立ち往生とは・・・。
救援活動は燃料、食料、防寒毛布の配給など多岐にわたったが体調不良者も多くでたようだ。
さらに気になったのが同様のトラブルが福島・会津など他でも起きていることだ。
近年の異常気象が災いしているとすれば根は深いがいずれにせよ原因をキチンと分析し事故の再発防止に万全を期して欲しいものである。
以前米国出張時に現地駐在員より「米国では雪に閉ざされ凍死するドライバー事故が毎年数件ある」との話を聞いたことがある。
今回はまだ死者が出なかっただけ良しと考えるべきか。


年始に思う

2011年01月01日 | 日記
年始といえば賀詞交換が付き物だがこの正月は服喪中のため欠礼している。
このあたりは快晴で見事な初日の出だったが一年通して今朝のように穏やかで温もりを実感できる月日を過ごしたいものである。

さて早速元日の日経新聞一面記事からだが「ドコモのiPad対抗機として韓国LG製を投入する」とある。
いよいよネット社会本番の様相だが今後成長が見込まれるタブレット端末、スマートフォン分野では(日日連合より)日韓、日米連合が目立つ。
このままでは日本市場すら海外メーカーに席捲されかねない。
日本の通信事業者に採用されない日本ハードメーカーに明日はあるのか。
その原因が開発スピードにあるのか、コストにあるのか、はたまたそれ以外にあるのか真相は分からないがこんなことではアジア市場など海外に打って出るなど夢の夢ではないか。
雇用を守るためにも日本製造業の発奮を期待したい。
工業製品市場それもIT分野くらいは日本製がカバーしないと・・・。



過ちを革むるに憚ることなかれ

2010年12月31日 | 日記
昨日の朝日新聞が「民主党の09衆院マニフェスト全面見直し方針決定」を伝えていた。
過去半年ほど当ブログで何度同マニフェストの見直しを訴えてきたことだろう。(詳細はバックナンバー参照)
一先ずこの機関決定を歓迎するものだが如何せんアクションが遅すぎる。
遅れを取り戻すために正月返上で作業して欲しい、反省と謝罪の意を込めて。
この際思い切って野党の言い分にも耳を傾けたらどうか。
封印していた消費税増税も視野に入れていいだろう、いや想定しなければいけないかもしれない。
どこかの元幹事長が頻発していた「国民との約束だから」も一旦忘れていいのではないか。
国民の歓心を買うだけの出来もしない政策からは決別すべきだ。
もしかしたらこのマニフェスト見直しが民主党の奇跡的な起死回生の一打になるかもしれない。
今の民主党にとって失うものは何もない。
あらためて言いたい、「過ちを革むるに憚ることなかれ」と。

これが本年最後の投稿になります。
ご愛読いただいた皆さん、どうぞ良いお年を。


高速道路に異変?

2010年12月30日 | 日記
2,3日前、とあるテレビ番組でこんな見通しを報じていた。
曰く「今年の年末に高速道路の渋滞はない。帰省ラッシュは上り下りとも年始に集中する見込みだろう。その理由は例の通行料金割引が年末には適用されず正月3が日に限定されるから。」だそうだ。
料金割引制度が試行される前は年末の下り渋滞は当たり前だったが一度実験料金を体験し、あるいは数日我慢すれば恩恵に授かることが出来ると分かれば行動が変わるということだろう。
一方で年に1,2度の里帰りが親戚友人との交流時間が少いトンボ帰りになってしまい疲労感だけが残ってしまうとしたらこれは一寸寂しい。
しかしこれこそ「デフレ経済」の一つの姿なのかもしれない。
高速道路料金制度の社会実験はまだ続いている。
先日11年度の予算措置が示された所だが急ぐことはない。
もう少し動向を注視してみよう。

年の瀬に思う

2010年12月29日 | 日記
今年もあと3日、毎年この季節に思うのは「光陰矢の如し、・・・」である。
これは怠惰な生活を送っている咎めであり止むを得まい。
まさに自業自得である。
振り返ってみて今年になって始めたことはこのブログぐらいしかない。
来年はあのツイッターをやってみようか。
ツイッターといえば例の「大桃さん」つぶやき事件に触れない訳にはいかない。
この事件はあらためていくつかの教訓を残した。
教訓1
インターネットは個人にとってとてつもない情報発信力、情報拡散力を持っている。
有名人が絡めば尚更である。
教訓2
インターネットを使えば相当のことが調べられ、(遠ざけられていた)新事実も知ることができる。
情報リテラシーの差はその人の人生に大きな影響を与える。
教訓3
一旦インターネットに乗った情報を遡って削除することは出来ない。
発信元もかなり確率でつきとめられる。
教訓4
インターネットは両刃の剣である。
時には命取りになる(勿論社会的にだが)ことも考えられる。
有名人でも何でもない私にとっては攻防どちらも気にすることはない・・・か。(笑)


普天間基地移転計画の行方(その2)

2010年12月28日 | 日記
本日の日経新聞が「政府が沖縄県には(他の都道府県とは別枠の)一括交付金を予算計上する傍ら名護市に対しては米軍再編交付金の支給を停止したこと」についてアメとムチを使い分けていると報じている。
果たしてこの一括交付金は沖縄県を辺野古移転容認にシフトさせる起爆剤となりうるのだろうか。
一方で突然米軍再編交付金打ち切りを宣告された名護市の困惑と反発は想像に余りある。
結局今回の2つの決断は少なくとも辺野古移転については絶望的なものにしてしまった。
どうも政府・民主党の行動はチグハグである。
とてもうまく使い分けているとは思えないのである。
これが民主党の総合力なのか・・・。

普天間基地移転計画の行方

2010年12月28日 | 日記
政府は先日名護市に対し米軍再編交付金約16億円(09年度分の一部および10年度分)の支給停止を決定したがこれは辺野古移転を断念したとみていいのかもしれない。
辺野古以外移転候補地が見当たらない現状で随分思い切った措置をとったものだと思うがもう後戻りは出来ないだろう。
一部に今回の再編交付金を「アメとムチ」になぞらえる向きもあったが今や交付金だけでは何の交渉材料にもならない。
先日菅首相が訪沖時に持参した数百億円もの沖縄振興交付金もほとんど相手にされなかった。
残された道は普天間基地の継続使用しかないだろう。
果たして地元が納得できるような基地負担軽減策・安全確保策が提示できるだろうか。
政府・民主党は追い詰められてきた。
死に物狂いで取り込まない限り命取りになりかねない雲行きだ。