生保大手の第一生命が1.5万人の職員を対象に副業容認する姿勢に転じたようである。
専門性獲得のために3年間の休職も認めるという。
我が国もいよいよ脱終身雇用、働き方の自由度拡大の時代に入ったような気がする。
アクティブな職員は相当活躍の場を広げそうだし本籍(?)である第一生命へのフィードバック効果も見込めるのかもしれない。
ただ一方で情報資産、業務ノウハウの持ち出しリスクも気になるのだがいかがだろうか。
無論就業規則などでキチンと縛るのだろうがグレーの部分は残ると思うし意図せずとも副業の方に傾く職員も出てくるのではないか。
いずれにせよ副業容認は「諸刃の剣」のような側面があるように思う。
自社にとってプラスの面もあればマイナス面もある。
マイナス面だけを100%排除できるか、といえばこれはノーである。
結局両面に常時目配せしつつ職員のモチベーションを図っていくことになるのだろう。