グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

大阪市長の体罰校処分方針に思う

2013年01月21日 | 日記
大阪市長の桜宮高体育科の入試中止要請が話題になっている。
教員スタッフの一掃のみならず来年度の体育科募集中止要請(むしろ中止命令に近いか?)を行い一歩も引かぬ構えだがこれは些か行き過ぎではないだろうか。
まず教員の総取替えだが全ての同校教員が今回の体罰を是認したり土壌形成に加担したと決めつけられるのか、些か疑問だ。
責任は体罰を加えた運動部顧問のほかには校長など管理者だけが適切だと思うのだが。
体育科の入試中止については志望生に罪はない。
それに今から他の進路を模索しろというのは酷な話だ。
今回の大阪市長の言動を耳にして前政権の文科相の3大学新設不認可騒動を想起した。
あの二の舞にならなければいいのだが。

今回の芥川賞・直木賞の受賞者に思う

2013年01月20日 | 日記
今回の芥川賞受賞者は75歳の女性であった。
最近の芥川賞受賞者は男女を問わず若者が多いという印象を持っていたので意外だったが熟年層に自信と希望を与える意味で大変喜ばしいと思う。
受賞者のコメントにもあったがこれを機会に年配作家の作品に日が当たり埋もれている作品が世に出ることが増えればさらに結構である。
もう一方の直木賞の方だがこちらも一人は57歳(もう一人は23歳だが)でやはりベテラン作家、熟年作家と言っていいだろう。
我が国の企業社会は今早期退職勧告が横行しているようだが財政状況だけを考えるとこの風潮は甚だまずい。
中高年の頑張りを支援する意味でも今回の高齢作家の注目はよかった。
もっともそんな配慮で選考されたわけではないだろうが・・・。

原発被災地の除染に思う

2013年01月19日 | 日記
原発被災地の除染は大変厄介な代物である。
とにかく汚染地域はとてつもなく広大である、いや一体どれだけかは特定もできないのではないか。
民家や公共施設、道路はともかくもあの大森林さえ除染が必要とあれば気が遠くなるほどだ。
そんな中で除染活動の手抜きがいくつか散見されたようだが当初から危惧していた通りだった。
いくら葉類や土壌、洗浄水をすべて回収といってもあれだけの規模でしかも相手は目に見えない放射能なので手抜き作業が横行する条件は十分と言っていいほど揃っている。
ましていくら不況とはいえ健康に敏感な人間ほど手を出したがらない作業である。
環境省は監視力を高め完全除染に努めるというが「日暮れて道遠し」というべきか。
今からいうのも遅いがあの水素爆発は何としても食い止めるべきだった。
非常用電源の確保にもっと留意すべきだった。
原発再稼働のカギの一つはここにある。

あのボーイング社に何が起こったのか

2013年01月18日 | 日記
ボーイング社製の最新機種B787にトラブルがどうにも止まらない。
しかも問題個所はバッテリー発煙から燃料漏れ、ブレーキ不具合など多岐にわたり原因の根深さを予想させる。
日米両国の関係当局はいずれも同機の使用を緊急停止するよう当然だろう。
ボーイング社といえば40数年前にデビューした尾翼3発型B727やジャンボ機B747などで長年航空機業界をリードしてきた巨人であるだけに今回のトラブル頻発は全く信じられない思いだ。
航空機政策に日欧多くの企業が参加しているなどは全く言い訳にはならない。
一から、いやゼロから総点検が必要だ。
ことは人命にかかわることなので時間を区切ることなく徹底的に原因究明してほしい。
ちなみに前出のB727は筆者が生まれて初めて航空機に搭乗した機種で窓から見た素晴らしい下界の光景はいまだに忘れられない。

新政権の日銀対応に思う

2013年01月17日 | 日記
新総理の日銀に対する思いは相当なものだ。
特に驚いたのは企業の雇用に対しても一定の責任を課したことだ。
無論金融緩和やインフレ・ターゲットについては日銀の役割と直結すので何の異存もないが雇用について日銀はどれだけ関わっているのだろう。
企業の金繰りと雇用に全く関連がないとは言わないが税制については財務省・国税庁マターであり日銀が直接関与する体制にはないはずだ。
それを現日銀総裁がアクセプトしているようだから余計訳が分からない。
任期満了を控えいずれにしても後任者の任務になるだろうから・・・とでも考えられているのだろうか。
それとも総理がアサインしているように雇用問題も日銀の本来の守備範囲だろうか。
ただ雇用拡大は我が国の喫緊の課題であることに疑いはない。
厚労省はもっとプレゼンスを発揮すべきだ。

野党共闘の動きに思う

2013年01月16日 | 日記
自民政権が動き出したと思ったら早速一部のメディアが7月参院選を想定し野党共闘を話題に取り上げていた。
確かに選挙戦は誰もが関心を持っているため格好の話題かもしれないが今政争を繰り広げている場合だろうか。
我が国は今本当に危機的な状況だ。
若者は就職口が見つからず、非正規に甘んじる、その結果結婚が遅れ少子化に歯止めがかからない。
中高年だって年金制度をはじめ将来設計に不安を感じていない向きはどれだけ居るのだろう。
今や与野党問わず日本の行く末を考え是々非々で政治を動かしていくことが必要だ。
取りあえず二大政党制もねじれ現象も封印し政策ごとにパーシャル連合を進めてもらいたいと望むばかりだ。
「政治家は選挙に落ちれば只の人」は真理だがそれ以前に公僕なのだ。
国会議員定数削減も速やかに進めるべきだろう。

雪に弱い首都圏に思う

2013年01月15日 | 日記
相変わらず首都圏は積雪に弱い。
道路も交通機関もあっけなく麻痺し市民生活は大きく乱れた。
雪国から見れば「何だ、あの程度で・・・」というかもしれないがそれが現実なのだ。
我が家も最寄駅からバスで10分ほどだが駅からは30mから40mほどの標高差があるためとうとう昨日、本日とも路線バスは運行中止、タクシーも使えない(どうも乗り捨てマイカーが道路を占有しているとのことのようだ)ためまさに陸の孤島と化している。
雪国のような消雪システム設置は難しいにしてもこれだけの技術大国なのだからせめて少しは有効な消雪剤などが開発できないものか。
降雪の都度市民生活は大きく乱れ死傷者があれだけ出るようでは海外からの旅行者からもあきれられるのではないか。
科学者の発奮を期待したい。

人生最大の大厄

2013年01月12日 | 日記
3年間ほぼ毎日続けてきたこのブログだが昨日まで1か月以上ブランクが生まれてしまった。
理由は私の健康問題だった。
去年の秋あたりから10分以上歩き続けると胸が苦しくなるようになった。
近くの病院で精密診断をしたところ心臓の冠動脈に狭窄が見つかったので心臓カテーテル治療を受けることにした。
ところがカテーテル治療の途中で執刀医が治療を止めてしまった。
私は思わず「悪いところはないのですか」と聞いたのだが答えは「その逆です」ということだった。
つまりカテーテル治療では手におえないところまで状態は悪化していたのだった。
もう残された道はバイパス手術しかなかった。
その時点で迷わず専門病院の門をたたき入院と手術を決意した。
そしてようやく先日退院を許され自宅に戻りブログ再開したところである。
やれやれ、こんな大厄が待ち構えていたとは夢にも思わなかった。
まさに人生、一寸先は闇である。
まだまだ枯れるには早すぎる。
人生第二幕に向かって邁進したい。