リヤカメラの映像をヘルメット内に表示できる。
360度の視界を手に入れることができるのみならず、サウンドコントロールシステム搭載を搭載した次世代スマートヘルメ
ット「クロスヘルメットX1」が、5月20日から「マクアケ」にてクラウドファンディングキャンペーンを開始しました。
クロスヘルメットX1はベンチャー企業が開発着手し、バイク用ヘルメット業界初となる専用設計の双眼式HUD(ヘッドア
ップディスプレイ)と超広角リアカメラを備え、前方と後方合わせて360度の視界をライダーにもたらしてくれというヘル
メットです。
2.4GHzワイヤレス接続機能を搭載し、スマートフォンとの連携を行うことも可能で、iOSかAndroidの専用アプリを
使用し、HUD上にナビゲーション情報や到着予想時刻、天気予報、通信状況などの情報を表示することができます。
さらに、スピーカーも内蔵されており、音楽やラジオを聞けるだけでなくライダー同士のグループトークも可能という、
まるでSF映画に登場するアイテムのような機能も備えています。
当方もスマホとの通信はbluetoothであり、周波数も2.4Ghz(2402~2480Mhz)で同じです。
ヘルメット自体の安全性能は、北米規格DOTに準拠、欧州ECE、日本JIS規格認証を進行中で、その他各電波法令にも準拠し
ています。
そして、上の写真のように、クロスヘルメットX1はデザインも大きな特徴なのですが……それもそのはず。
開発・販売を行う株式会社Borderlessは、ヤマハ発動機のモーターサイクルデザインを担当するGKダイナミックスに所属
していた工業デザイナー・設立された企業なのです。
(元ヤマハのGKダイナミックス所属時にはMT-09、FJR1300、YZF-R1などのデザインに携わっています)
クラウドファウンディングで販売開始
クロスヘルメットX1のプロジェクト自体は2014年から開始されており、2017年の海外クラウドファンディングキャンペー
ンにて目標金額の300%を達成。
その後、量産に向けた開発を進め、国内販売に向けた体制を整ることを目的とし、国内でのキャンペーン開催される運び
となったのです。
*一般販売価格は18万9000円ですが、5月20日から60日間のキャンペーン期間中は個数限定で最大25%オフの応援価格で
の購入が可能
サイズはMサイズ(58~60cm)、L サイズ(61~62cm)をラインアップ。クラウドファウンディング支援者向けの出荷開
始時期は、2020年11月中旬が予定されています。
AraiやShoei、カブトの各メーカーが更に充実した内容と価格で対応してくるものと思います。