私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






今、この時期に? と思われるかもしれませんが、
今、この時期だからこそ、この1年間を、
あるいは小学校6年間、中学校3年間を振り返って考えることができると思い、
書かせて頂きます。


進級・進学できない方の特徴と言いますか、
進級・進学できない考え方、学校生活、言動・態度・姿勢です。


おそらく皆さん、わかっているけど直せない、あるいは直そうとしている、
自分なりに、自分的にはやっているつもりだと思うからこそ、
悩んでいることだとは思います。


しかし、厳しいことを言わしてもらいますが、普段の授業・生活、宿題・課題、勉強、
そして定期テスト・成績が、進級・進学に関わる私立校・中高一貫校において、
“それ”で、「悩んだ分の考え・思い・時間」が深い・強い・長い“だけ”で、
許されると、察してもらえると、考慮してもらえると、助けてもらえると、
勘違いしていると、進級・進学は、難しいものとなります。


これは私立校・中高一貫校だからこその厳しさだと言っても宜しいでしょう。


私立校・中高一貫校に入学したからには、おそらく皆さん、「高校・大学進学」までが、
当たり前と思っているでしょう。


学校側も、そのつもりでのカリキュラムを組んでいます。


そんな中、「学校の勉強なんて世の中に出て役に立たない」だとか、
「勉強だけが人生じゃない」などと、言うのは矛盾しています。


この時期だからこそ、あえて書かせて頂きますが、もしそういった気持ちが、
強いのであれば、今すぐその考えに賛同してくれる学校に転校するべきです。


私立校・中高一貫校では、そんなこと“関係ない”わけです。


学校が目指す目標・存在している意義が、「高校・大学進学」である以上、
そのために、どうするか、どう教育するか、どうカリキュラムを組むか、
どの教科書を使ってどう授業をして、どういうテストを作って、どんな進級・進学要綱で、
と考えた末の、結果として、私立校・中高一貫校があるわけです。


いまさら、その学校に文句を言うつもりでしょうか。


それがわかった上での、その言動・態度・姿勢なのでしょうか。


個人的な意見ではありますが、学校側が、「大学進学」のために作った
教育課程、方針、カリキュラムに異を唱えたいというのであれば、
その学校から離れるべきだと思います。


いやいや、学校が、自分に、僕・私に、「合わせろ」とでも言うつもりでしょうか。


「大学進学」はしたいが、
「学校の勉強なんて世の中に出て役に立たない」、「勉強だけが人生じゃない」から、
そういう授業を、勉強を、教育をしろ、とでも言うつもりでしょうか。


「大学進学」のためには、「世の中に出て役に立たない」知識が問題に出され、
「勉強だけが人生じゃない」、勉強以外のことが、点数で加算されることはありません。


つまり、皆さんが否定しているものが、「大学進学」するために、「必要なもの」となっており、
皆さんが認めろというものが、「大学進学」するために、認められておりません。


冒頭から、ウザい書き方をしましたが、このことを、私立校・中高一貫校生は、
「早く気付いて」、日々の勉強、生活態度・姿勢、テストの点数、そして成績を、
どうするか、“考える”ことが、進級・進学を確実にするものとなります。


つまり、そう考えられず、それでも何とかなるでしょと、
「時間」と「機会」を過ごしてしまった方が、
私立校・中高一貫校で、進級・進学できません。


私立校・中高一貫校、特に大学まで付属の中高一貫校においては、
「高校進学」「大学進学」するための、明確な進級・進学要綱があり、
その進級・進学要綱は、成績が関わっており、
その成績は各学期の成績、定期テストが関わっており、その成績・テストには、
普段の授業・宿題が関わっています。


一発逆転の入試のようなものは、基本的にありません。


一部の学校では、そういった最後の最後、「行きたい学部・学科」を決めるための、
最終テストがあるところもありますが、
それは「今までの成績のマイナス分を取り消す」テストではありませんので、気をつけて下さい。


と、いったことまでを、考えもせずに、普段の授業はダルいから、宿題は面倒だし、
テストで点数取ればいいんだろう、先生にゴマすって、面談の時反省したフリをして、
最後の最後、泣きつけば、助けてくれるんだろう、というので、ゆとり教育の時には、
うまくいったのかもしれませんが、今は厳しくなってきています。


なってきていると書くと、ゆっくり徐々に、と思われますが、進級・進学要綱に
たった一文、「厳しくします」と書けば、その瞬間から、なったことになりますので、
ゆっくり、徐々に変わっていくことではないということに気をつけて下さい。


前置きが非常に長くなりましたが、このことがわかったのであれば、もう
進級・進学ができない方の特徴などは、わかったと思います。


進級・進学に関係しているのは、「成績」です。

その成績は、普段の「平常点」とテストの「点数」で決まります。

テストの点数は、時の運、才能の差が出るかもしれません。

その運や才能といった、自分ではどうしようもないものに、最後の最後まで奇跡を信じて、
成績の保険となる普段の「平常点」を取らない言動・態度・姿勢を示す。


私立校・中高一貫校では、これが最も命取り、つまり、進級・進学ができないとなります。


むしろ、学校側からの立場で書けば、
そんな(普段の平常点を取らない)言動・態度・姿勢を示す方を、
進級・進学“させない”でしょう。


平常点を取らないという言動・態度・姿勢は、そのまま、
努力をしない、勉強する気・やる気を示さない、学校に反抗していると、
「他人の目」には映り、評価されないということになります。


厳しく感じるかもしれませんが、社会に出れば、そんな言動・態度・姿勢は許されないのが、
「当たり前」のことであって、その上で、「結果」(学生時代で言えばテストの点数)を
示さなければ、評価されないどころか、信用すらしてもらえないとなります。


若い皆さんには、まだ、そこまで「結果」を厳しく問われるようにはなっておりません。


結果(テストの点数)は少しずつで構いませんので、まずは、
もう一度、進級・進学要綱を見直して下さい。

そうして、もう一度、先生の成績のつけ方をよく聞いて下さい。

そうして、もう一度、宿題の提出状況、普段の態度を見直して下さい。

そうして、もう一度、テストを確認して、その宿題と教科書のどこから
出題されているのか確認して下さい。


それでも、テストで、なかなか点数が取れない、勉強がはかどらない、
覚えられない、解けないというのであれば、先生に相談して下さい。


そこまでしている生徒が、相談しに来てくれたら、学校の先生は、
それはもう親身になって相談に乗ってくれるでしょう。


と、ここまでのことをするのは、格好悪い、面倒だという方は、
もうあとは、才能、結果を示すしか他、ありません。


普段の定期テストでしないのであれば、最後の最後、
“他校”の高校・大学受験の際の入試テストで示すしか、
「大学進学」の道は難しいでしょう。


個人的には、私立校・中高一貫校生は、早い内にこのことに気付いた上で、
学校生活を有意義に過ごし、青春時代を満喫しながらも、
大学までスムーズに進学できる方が、幸せだと思いますが、いかがでしょうか。


前半にも書きましたが、私立校・中高一貫校の多くは「大学進学」を主な目的、
学校の意義としておりますので、その考えと大きくズレる意識を持っていると、
自分自身との摩擦・葛藤が増えることになります。


学校側は、皆さんを「大学進学」“させる”にはどうするかを考え抜いています。


皆さん自身は、本気で「大学進学」するためにはどうするかを考えているかどうか、
そして、その本気が、どういう結果に至っているのか、よく確認して、
意識することをオススメします。


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