私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






今週に中間テストを迎える学校もあるかもしれませんが、
来週、再来週にテストを控えた方は、『まだ』今週は
余裕があると思っていることだと思います。


学年最初のテストですが、『次』のテストが
まだまだあるから、そんなに意気込む必要はない。


受験で入学された方の中には、まだ危機感を持てる方も
いるとは思いますが、内部進学、進級した在校生にとっては、
『そこまで』危機感を持つ必要はないとタカをくくっている人が
多いと思います。


事実として、そうしてきて、そうした意識、生活で、
『進級・進学』出来たのだから、うるさく説教されても
聞く耳など持たないのは道理だと思います。


そういう考え、意識である限り、
なってみないとわからないと思いますので、
なってみてから、嘆いて下さい。


記録されたもので審査・評価が決まっていくシステムでは、
そうして『なってみて(記録されて)から、評価を覆す』ことが
できません。


この中間テストでひどい点数を取っても、
期末テストで、高得点を取れば、
中間テストの結果は関係ないものとすると、
『明記』されているのであれば、問題ありません。


『次のテスト』、期末テストで頑張ればいい、
つまり『次頑張れば』の話ができます。


しかし、中間テストの結果も、『成績』に反映されるとなると、
この中間テストの失敗によっては、もう『成績』がほぼ決定して
しまうことがあります。


少なくとも、この中間テストの結果が、数点、0点といったもの
だった場合、仮に期末テストで百点満点を取ろうが、
成績は3以下となります。


決して、4や5といった成績を取れることはありません。


そして、宿題提出、小テストなどの平常点次第では、
成績2以下が決定する可能性があります。


そうなってから、成績を『上げる』ことは
かなり難しくなっていきます。


2や3という成績すら、『保つ』ことも難しくなります。


私立校・中高一貫校は元々、そういった厳しさを持っていましたが、
昨今、それを『甘く見積もって』、最後の最後で、
『与えてくれる』『許してくれる』ということを、
期待しすぎる方が多くなってきています。


子供達の無限の可能性を、未来・将来を否定するようなこと、
圧し潰すようなこと、抑えつけるようなことは、
『悪』ということで、自由に伸び伸びと育ってきた世代が、
この教育改革の年度と重なることは皮肉なことではありますが、
結果に対する『自己責任』の重さが、ピークを迎えることに
なると思います。


『たかだか』通っている私立校・中高一貫校で、
進級・進学できない『ごとき』のことは、
大した問題ではありません。


学校は、選択肢は、無限にあるわけですから、
たまたま通っていた学校では『合わなかった』で、
別の道へと進めば済みます。


しかし今後、その別の道に進むのにも記録してしまった、
『結果』がついて回る『自己責任』とまでなってしまうと、
その消せない『記録』が、足を引っ張ることになります。


私立校・中高一貫校生の場合、『その記録』に加えて、
“本来であれば”“普通にやっていれば”、
得られたであろう未来・将来を、友人知人、クラスメイトから
見せつけられることになります。


進級・進学したばかり、まだ中間テストすら受けていない、
つまり『記録』が無い状況・状態で、こんなことを言われても
実感がわかないかもしれませんが、『記録』が付いてから、
後々になって言われるほど、『ずるい』『卑怯』
『何でもっと早くに言ってくれなかったんだ』などと、
言われることのないように、『きちんと』説明を、
口頭だけでなく、書面において、『伝えられている』ことを、
気を付けて下さい。


この時点で、読んでいない、わかっていない、知らない側が、
『全て』悪いとなります。


昔であれば、うるさく説教できたために、気付く方、気付ける方は、
早く気付けたものですが、今や、それもパワハラ、アカハラ、
さらには、無限の可能性がある子供達を否定するようなこととして、
言われてしまうのでは、『進級・進学の権限』を持っている、
学校・先生は『何も言わない』ことでしょう。


その代わりに、『記録』されていく『結果』に対しては、
より厳しく細かく、強く『意味』を込めて、評価を付けることに
なると思います。


そして、全ての『記録』を付け終えた時に、それが進級・進学の
合否の『証拠品』となります。


進級・進学できないことが決まる時は、有無を言わさず、
温情も忖度も、同情もなく、事務作業として処理されることに
なりますので、気を付けて下さい。


一回目の定期テスト、一学期中間テストにおいて、
ここまでの危機感を持ちましょうとは言いませんが、
学校でのテスト、成績の結果によって、受験無く、
楽に進級・進学出来る私立校・中高一貫校生は、
その『記録』の一回目が行われるということを、
よく考えておくことをオススメします。


『次は頑張る』で、そういう気持ちを持ったからといって、
『記録』された『結果』の評価が変わることはありません。


また、そういった反省を、気持ちを示すためには、
『次の記録』で数字として、数値として、
指し示さなければ、その反省も、気持ちも含まれることなく、
非情に思える審査・評価が下されることになります。


そして、学生時代はいつまでも『次がある』と考えていると、
数回目の『次』で、もう残りの『次』では挽回できないと
いうこともありますので注意して下さい。


今はまだ、『最初』『一回目』、『記録』が無いので、
まだまだ『次』があります。


最初、一回目の記録がついても、まだ『次』があります。


その『次』がいつまで続けられるかどうか、
よく考えておくことをオススメします。


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