中野笑理子のブログ

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煩わしくてやがて可笑しき

2018年04月04日 | 日記
母の服薬は朝と夜の食後、そして寝る前の3回。
寝る前の薬は催眠剤なのに、これがなかなか眠ってくれない。

退院してからこの1ヶ月間、催眠剤を飲ませる時間を早めたり遅らせたりと試行錯誤を重ねたけれど、この時間に飲めば夜間ぐっすり眠ってくれるという嬉しいデータは未だ不明。
その日の体調にもよるのか、効き目にかなりの差がある。
理想としては午前0時以降、目覚めないで欲しいので、昨夜は0時前に飲ませたが午前2時には目覚めてしまい、手をパンパン叩き大声で叫ぶ。

野中の一軒家ならば夜中でも母のしたいようにさせてあげたいけれど、壁1枚隔てた隣も同じような間取りのマンション長屋。
夜中だから、隣近所に迷惑だから、という道理はいくら説明しても一切通じず、注意しても自分は何もしていないと言い張る。

拘束ミトンをつけて手を叩いても音が出ないようにすると、ミトンを外せと大声で怒鳴り、更には暴言を吐きながらミトンをはめた手でバンバン殴られる。
ここでカッとして反撃すると虐待になるんだろうが、介護している家族は虐待を受けていることに何故ならないのだろうと思う。

夜中、明日デイサービスへ持って行くセットと連絡帳の記入を忘れていたことに気づいて準備をすると、今日のデイサービスの様子の欄に『日中落ち着きなく、暴言を吐かれたり、机をバンバン叩かれたりして過ごされています』
と書かれていた。
その書かれ方が可笑しくて、夜中につい声を出して笑ってしまったのだった。