昼前に母がデイサービスに行っている施設から電話があった。
家族からと施設からの欄に分かれた交換日記のようなデイサービス連絡帳があるので、わざわざ電話があるということはめったにない。
不吉な予感が頭の中をよぎる。
もしかしたら自力で立とうとして転倒してまた救急車で運ばれたのか、それとももっと悪い事態か。
電話にでるとデイサービスのスタッフさんではなく責任者の人からで、これはもう絶対何かあったに違いないと思う。
「実はお母様がですね」
はい、何かありましたでしょうか?
「実は先ほどですね」
はい?
「飴を」
喉に詰まらせたんですか?
「いいえ、飴が食べたいと言って消しゴムを」
食べましたか?
「いいえ、食べようとしたのでスタッフが止めるとものすごく怒って騒がれられまして」
すみません。
「いえいえ、それでたまたまスタッフが持っていたキャラメルを差し上げたところ、すぐに落ち着かれました」
施設の方たちは認知症対応にも慣れておられるとはいえ、ものすごい剣幕だったので連絡しました、とのことだった。
はぁ、ホッとするやら恥ずかしいやら。
ひとまず大事がなくて良かったけれど、今までにないほどの激昂ぶりだったらしい。
家でもしょっちゅう「飴ちゃんちょうだい!」と叫んでいる母。
甘いものに対する執着とともに、ここ最近いない人に向かって怒り大きな声を出すことが多く、認知症の薬は服用しているけれど改善どこか酷くなっている。
飴よりも比較的柔らかいキャラメルの方が安全性があるとの施設からのアドバイスによって、デイサービスへは明日からキャラメルを数個持たせて行くことになった。
けれど、安心している場合ではない。
もう一度、専門医の診察を受けるべく電話を切ってすぐに診察予約の電話をしたのでありました。
しかし、母よ……。
どうしたもんじゃろのう。
家族からと施設からの欄に分かれた交換日記のようなデイサービス連絡帳があるので、わざわざ電話があるということはめったにない。
不吉な予感が頭の中をよぎる。
もしかしたら自力で立とうとして転倒してまた救急車で運ばれたのか、それとももっと悪い事態か。
電話にでるとデイサービスのスタッフさんではなく責任者の人からで、これはもう絶対何かあったに違いないと思う。
「実はお母様がですね」
はい、何かありましたでしょうか?
「実は先ほどですね」
はい?
「飴を」
喉に詰まらせたんですか?
「いいえ、飴が食べたいと言って消しゴムを」
食べましたか?
「いいえ、食べようとしたのでスタッフが止めるとものすごく怒って騒がれられまして」
すみません。
「いえいえ、それでたまたまスタッフが持っていたキャラメルを差し上げたところ、すぐに落ち着かれました」
施設の方たちは認知症対応にも慣れておられるとはいえ、ものすごい剣幕だったので連絡しました、とのことだった。
はぁ、ホッとするやら恥ずかしいやら。
ひとまず大事がなくて良かったけれど、今までにないほどの激昂ぶりだったらしい。
家でもしょっちゅう「飴ちゃんちょうだい!」と叫んでいる母。
甘いものに対する執着とともに、ここ最近いない人に向かって怒り大きな声を出すことが多く、認知症の薬は服用しているけれど改善どこか酷くなっている。
飴よりも比較的柔らかいキャラメルの方が安全性があるとの施設からのアドバイスによって、デイサービスへは明日からキャラメルを数個持たせて行くことになった。
けれど、安心している場合ではない。
もう一度、専門医の診察を受けるべく電話を切ってすぐに診察予約の電話をしたのでありました。
しかし、母よ……。
どうしたもんじゃろのう。