中野笑理子のブログ

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memento mori

2018年04月25日 | 日記
「死を想え」「死を記憶せよ」などの訳がありますが、ラテン語で「自分が必ず死ぬことを忘れるな」という警句であります。

朝起きたらいきなり赤ん坊が生まれていた、ということはまず、ない。
けれど朝起きてテレビを点けたら、火事のニュースで、それは昨日、また明日ね~と言って別れた友人の家で、家族は助かったけれど友人だけが今、もうこの世にいない、ということがあった。
金曜日の夜、終電近くまで残業して帰り、土曜日昼前にようやく起きだして留守電に気づいて聞いてみると、昨日一緒に残業していた上司が亡くなったという知らせだったこともある。

子供の頃、何か欲しいものがあったり、どうしても行きたい所や見たいものがあると「これは絶対に買わなアカン」とか「これは絶対見なアカン」「絶対行かなアカン」などと言う私に父親が言った。

あのなぁ、この世に絶対はひとつだけやでぇ。

ナニそれ?

絶対に行かなアカン所はあの世だけや。

その時の私はmemento moriという言葉さえ知らなかったけれど、父は知っていたのだろうか。
尋ねてみたいけれど、その父親ももうこの世の人ではないので、永遠の謎になってしまいました。

賞味期限、消費期限に非ず

2018年04月24日 | 日記
そんなに買いだめする方ではありませんが、気がつくと冷蔵庫の中に賞味期限切れの食材がチラホラ。
ナマモノでなし未開封だし、匂いと味を確かめるとまだ大丈夫そう。
エイヤッと、在庫処分の晩餐。
もし何かあっても、どれに当たったのかわからないロシアンルーレットのような晩ごはんになりました。

あくまでも賞味期限、美味しく食べられる期限ですから(言い訳?)。
今までも賞味期限切れのものを食べて、何かあったことはありません。
未開封で確かめもせずに捨てるなんて、そんな罰当たりなことは出来ない。
とはいえこれからの季節、寒い時期とは違いやはり気をつけるにこしたことはありせんね。
買い物の時から、気をつけなければ。

今までで1番ドキドキしたのは、消費期限切れのちょっと酸っぱい匂いのする鶏肉を使って何か作って、と言われた時でした。
1時間以上、地獄炊きのようにしてから、カレーのルーで味付け調理しました。
某塾の飲み会の席でしたが、みんなで美味しくいただき、食後体調を崩したという話も聞かず、良かったです。

余命

2018年04月23日 | 日記
もう何年も毎日楽しみに拝見しているホームページがありまして、直接お会いしたことはないのだけれど、その方のファンでありました。
先日そのホームページに余命3ヵ月と告知されたとあり、こんな時何も出来ない単なるファンは呆然となったのでありました。
手術をしなければ余命3ヵ月、手術をしてもどうなるかわからない。
見るたびにつらいけれど、更新されていると見てしまう。

右腕一本動かない位でクヨクヨ、イライラしている自分の小ささがイヤになる。
今は祈ることしか出来ませんが、なんとか良い方へ向かって欲しい。
そんなことを思っていると、本当になんでもない日常というものが奇跡のような気がしてきます。
人は誰でも、いやこの世に生きているものは皆、寿命というものがあるけれど、いきなり余命を宣告されたら、頭の中が真っ白になってしまうでしょう。

毎日を精一杯生きるとか後悔のないように過ごすといっても、なかなか出来るようで出来ません。
日々雑事に終われて、ついそんなことも忘れて疲れて眠る毎日です。
どんな毎日を過ごしていても、いくつになっていようとも、余命を宣告されてうろたえない人はいないのではないだろうか。

仕事に行って家に帰って親の介護をしての毎日、ぼんやりとですが「生きる」ということを考えてしまう。
なぜこの世にこの時代に人間に生まれたのか、考えても詮無いことかもしれませんが、つい考えてしまう今日この頃でありました。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ

2018年04月22日 | 日記
右腕の痛みにうめきながら、晴天の日曜日を家から出ずに過ごす。
腰から下の痛みは若干ひいてきたものの熱も出てきて寝返りも打てず、片手では本を読むのも読みづらい。
昨日から待ちに待った母のショートステイで、入れていたてんこ盛りの予定は何一つ出来ず、自業自得とはいえ、いや自業自得だからこそいっそうの情けなさが募る。
したかったこと、行きたかった場所、後悔の気持ちと時間が砂のようにこぼれ落ちて行くような気がして、負のループから抜け出せない気がする。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ

石川啄木の句が浮かぶ。

人生すごろくの一回休みだと思って、やり過ごすしかないか。
痛い右半身を引きずって、今から花でも買いに行こうか。

バチがあたった

2018年04月21日 | 日記
悪いことはできませんね。
自転車に乗っていて、やってしまいました。
バランスを崩したと思ったら、目の前にコンクリートの道がありまして、自転車のハンドルを握ったまま右側を下に倒れておりました。

幸い頭は打っていないようで、すぐに起きて走り出したのですが、後から右半身が痛みだして腕が上がらなくなってしまった。
起きていても寝ていても痛く、身体の右半分に湿布をして唸っております。
右手右腕が動かないというのは不便なもので、そしていかに今まで無意識に右手右腕を動かしていたか、ということがわかりました。

頬にかかる髪をはらうとか、ちょっと目をこするとか、当たり前に出来ていたことが全く出来なくなってしまいました。
どうしても動かしたい時は左手を添えて右腕を動かしていますが不便極まりなく、そして動かした時の痛みに思わず声をあげてしまいます。

明日1日で何とかなるのかナァ。