一龍斎貞鏡…『山崎の合戦 抜き読み』
一龍斎貞弥…『三方ヶ原軍記 内藤物見 36段』
宝井琴柑…『秋色桜』
田辺一乃…『関口武勇伝 美人剣士』
《お仲入り》
一龍斎貞山(真打ゲスト)…『赤穂義士外伝 忠僕直助』
「講談協会」の中で私のお気に入りの前座さんに加え、真打ゲストとして貞山先輩が出演される勉強会。
新宿や池袋の通しを断念して駆け付けました
木戸で貞弥さんに500円を払って入場。最終的には20人という入りでした。
貞鏡さんは『山崎の合戦』を修羅場読み。ところが途中で絶句。
必死に思い出そうとしますが出て来ない。楽屋から貞山先輩が小さい声で教えてましたが、一番後ろで聴いていた私にも聞こえました
その後も絶句こそなかったものの、目が泳ぐ場面もありました。
もうちょっと声や張り扇の叩き方に元気が欲しいところ。
もっとも勉強会ですから、これを糧に益々の精進を期待します。
貞弥さんは本を読みながらの『内藤物見』で、さすがにこれはまだ“そら”で読むのは難しいかもしれません。
琴柑さんは自身が絶句した経験談を披露。
こちらは貫禄というか“一日の長”を見せ付けた一席。
一つ欲を言えば、職人言葉に優しさが出てしまっていること。
それにしても、客席を切り裂くような張り扇の音や小気味良い語り口には感心させられました
一乃さんは「関口弥太郎」の物語。
なかなか面白い内容でしたが、途中で登場人物の言葉の中に「今業平と言われたハンサムだ」というのにはちょっと違和感を覚えました。
貞山先輩は、貞心、松鯉と言った同期たちと競い合った前座時代を回顧。
当時の先輩師匠から「筋を忘れたらごまかせ。どうせ客にはわからないから」と言われたエピソードを披露。
本牧亭で月に10日から15日は高座に上がって勉強した思い出も話していました。
『忠僕直助』は昨年、国立演芸場での「講談二ツ目時代」にゲスト出演された貞花先生で聴きましたが、力の入った一席で場内のお客さんも楽しんでいる様子が窺えました。
一龍斎貞弥…『三方ヶ原軍記 内藤物見 36段』
宝井琴柑…『秋色桜』
田辺一乃…『関口武勇伝 美人剣士』
《お仲入り》
一龍斎貞山(真打ゲスト)…『赤穂義士外伝 忠僕直助』
「講談協会」の中で私のお気に入りの前座さんに加え、真打ゲストとして貞山先輩が出演される勉強会。
新宿や池袋の通しを断念して駆け付けました
木戸で貞弥さんに500円を払って入場。最終的には20人という入りでした。
貞鏡さんは『山崎の合戦』を修羅場読み。ところが途中で絶句。
必死に思い出そうとしますが出て来ない。楽屋から貞山先輩が小さい声で教えてましたが、一番後ろで聴いていた私にも聞こえました
その後も絶句こそなかったものの、目が泳ぐ場面もありました。
もうちょっと声や張り扇の叩き方に元気が欲しいところ。
もっとも勉強会ですから、これを糧に益々の精進を期待します。
貞弥さんは本を読みながらの『内藤物見』で、さすがにこれはまだ“そら”で読むのは難しいかもしれません。
琴柑さんは自身が絶句した経験談を披露。
こちらは貫禄というか“一日の長”を見せ付けた一席。
一つ欲を言えば、職人言葉に優しさが出てしまっていること。
それにしても、客席を切り裂くような張り扇の音や小気味良い語り口には感心させられました
一乃さんは「関口弥太郎」の物語。
なかなか面白い内容でしたが、途中で登場人物の言葉の中に「今業平と言われたハンサムだ」というのにはちょっと違和感を覚えました。
貞山先輩は、貞心、松鯉と言った同期たちと競い合った前座時代を回顧。
当時の先輩師匠から「筋を忘れたらごまかせ。どうせ客にはわからないから」と言われたエピソードを披露。
本牧亭で月に10日から15日は高座に上がって勉強した思い出も話していました。
『忠僕直助』は昨年、国立演芸場での「講談二ツ目時代」にゲスト出演された貞花先生で聴きましたが、力の入った一席で場内のお客さんも楽しんでいる様子が窺えました。