演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

08/04/26 第286回 下町中ノ郷寄席(中ノ郷信用組合本店4階大ホール)

2008-04-26 | 講談会・落語会
橘ノ美香…『やかん』
※この「下町中ノ郷寄席」のレギュラーである美香さん。やり慣れている高座のためか落ち着いていました。
「魚根問」までかな?と思ったら、しっかり講釈場面まで入れて最後のサゲまできっちりと演じました。

林家彦丸…『質屋庫/なすとかぼちゃ(踊り)』
※今まで「深夜寄席」「早朝寄席」で2回拝見している彦丸さん。あまり上手いというイメージは持っていなかったのですが、今夜は出から下りるまで、所作が綺麗なのが印象的でした。
じっくり聴かせる『質屋庫』に続いて、楽しい『なすとかぼちゃ』という踊りも披露。とにかく落語も踊りも“色気”のある噺家さんだなぁと感じました。

三増れ紋…「江戸曲独楽」
※名前は聞いていましたが、芸を見るのも顔を見るのも今夜が初めて!
もう少し若いイメージを持っていたのですが、とにかく『①に自分、②に独楽、③・④がなくて⑤にお客』というようなトークが炸裂!
独楽は「扇(親骨渡り・地紙留め)~真剣・刃渡り(切先留め)~輪抜け~糸渡り~風車」をタップリ
軽妙洒脱な話術と、独楽を操る時の真剣な眼差し。このギャップが楽しく、機会があればもっともっと拝見したい女流さんです

《お仲入り》

三遊亭笑遊…『蝦蟇の油』
※今まで何度か来たかった「下町中ノ郷寄席」ですが、予定や出演者の好みが合わず今回が初参加です。
初参加の理由はもちろん笑遊師匠が出演するから・・・
お辞儀の時、マイクに頭をぶつけることはありませんでした
おかみさんの話から歌舞伎や見世物小屋のマクラを振って「ガマ口上」へ。
抑揚のある正規の口上の後は、酔っ払った香具師の口上。
これがもうバカウケで、場内も大盛り上がりでした