口上・・・三遊亭圓馬・橘ノ昇美依・橘ノ圓満
橘ノ美香…『松山鏡』
橘ノ圓満…『田能久』
《お仲入り》
橘ノ昇美依…『火焔太鼓』
三遊亭圓馬…『大工調べ』
【お囃子・・・稲葉千秋社中】
会場前に寄席の“一番太鼓”が鳴り響き、開演前には客席に“寄せ太鼓”に“相撲甚句”、否が応でも気分は『日本橋国技館』
私は物心付いた頃から親父に蔵前国技館に連れて行かれましたから、“相撲太鼓”に“相撲甚句”が大好きです
まずは『口上』から。さほど広くない高座に圓馬師匠、昇美依さん、圓満さんが座ったら、これでもう美香さんの座る場所はありません
(去年の真打披露興行、「柳太郎師匠」と「文月師匠」の時は余裕で4人座ったのに・・・)
3人とも紋付に袴姿ですが、昇美依さんだけこの季節に“絽”の着物でした
圓満さんはマイクを握るなり、
『只今の勝負についてご説明申し上げます』
ハマリ過ぎ
各自好き勝手なことを言って、最後は“土俵入り”の格好で高座を回って下りて行きました。
美香さんの『松山鏡』は噺はもちろん、題目も初めて聞きましたが、鏡がない村の夫婦の騒動を描いた内容。
結構面白くて、今まで聴く機会がなかったのが不思議なくらいです。
いつもはどっしり構えている圓満さんも、今日はちょっと緊張気味。
「ここは間違えちゃいけないんだ」と自分に言い聞かせながら噺を進めて行きました。
昇美依さんは大ネタの『火焔太鼓』で勝負!
実は人づてに「昇美依さんが“火焔太鼓”を稽古している」という噂は聞いていましたが、まさかここで聴けるとは思いませんでした。
50両ずつの出し方が早かったり、亭主が300両で売って帰ってくる様子はまだまだこれからという感じでしたが、何よりもおかみさんが実に可愛いくて憎めない。
宮戸川のお花ちゃんもそうですが、昇美依さんの女性の演じ方が好きです
圓馬師匠はマクラで「細工は隆々、仕上げをごろうじろ」という言葉が出て来たので、『大工調べ』の通しかと思ったのですが・・・。
それにしても棟梁の啖呵が実に気風良く、けつをまくってからの言い立ては「お見事!」の一言に尽きます。
圓師匠は出演されませんでしたが、お弟子さんの楽しい高座を楽しむことができました。
次回は千秋お姉さんも含めたトークなども聞きたいと感じた会でした
橘ノ美香…『松山鏡』
橘ノ圓満…『田能久』
《お仲入り》
橘ノ昇美依…『火焔太鼓』
三遊亭圓馬…『大工調べ』
【お囃子・・・稲葉千秋社中】
会場前に寄席の“一番太鼓”が鳴り響き、開演前には客席に“寄せ太鼓”に“相撲甚句”、否が応でも気分は『日本橋国技館』
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私は物心付いた頃から親父に蔵前国技館に連れて行かれましたから、“相撲太鼓”に“相撲甚句”が大好きです
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まずは『口上』から。さほど広くない高座に圓馬師匠、昇美依さん、圓満さんが座ったら、これでもう美香さんの座る場所はありません
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(去年の真打披露興行、「柳太郎師匠」と「文月師匠」の時は余裕で4人座ったのに・・・)
3人とも紋付に袴姿ですが、昇美依さんだけこの季節に“絽”の着物でした
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圓満さんはマイクを握るなり、
『只今の勝負についてご説明申し上げます』
ハマリ過ぎ
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各自好き勝手なことを言って、最後は“土俵入り”の格好で高座を回って下りて行きました。
美香さんの『松山鏡』は噺はもちろん、題目も初めて聞きましたが、鏡がない村の夫婦の騒動を描いた内容。
結構面白くて、今まで聴く機会がなかったのが不思議なくらいです。
いつもはどっしり構えている圓満さんも、今日はちょっと緊張気味。
「ここは間違えちゃいけないんだ」と自分に言い聞かせながら噺を進めて行きました。
昇美依さんは大ネタの『火焔太鼓』で勝負!
実は人づてに「昇美依さんが“火焔太鼓”を稽古している」という噂は聞いていましたが、まさかここで聴けるとは思いませんでした。
50両ずつの出し方が早かったり、亭主が300両で売って帰ってくる様子はまだまだこれからという感じでしたが、何よりもおかみさんが実に可愛いくて憎めない。
宮戸川のお花ちゃんもそうですが、昇美依さんの女性の演じ方が好きです
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圓馬師匠はマクラで「細工は隆々、仕上げをごろうじろ」という言葉が出て来たので、『大工調べ』の通しかと思ったのですが・・・。
それにしても棟梁の啖呵が実に気風良く、けつをまくってからの言い立ては「お見事!」の一言に尽きます。
圓師匠は出演されませんでしたが、お弟子さんの楽しい高座を楽しむことができました。
次回は千秋お姉さんも含めたトークなども聞きたいと感じた会でした
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