東日本大震災をきっかけとして、NPOなどの活動をしている人たちがいます。
しかし、理念には賛同するものの、参加行動が伴わないと言う時があります。
きっかけがあれば行動を共にし、それがつながれば大きな力になるですが、それがつながらない。
そのつながらない原因は、心にうったえかける物語がないからだと、アメリカのガンツ博士は言います。
ひとつ目に、セルフ。自分の活動の背景。
ふたつ目にアス。相手と共有する価値観。
そして三つ目に、何なぜ今行動しなければならないか、その理由づけ。
この3つのことが大切です。
人が行動を起こすのは理念ではなく感情。心に訴えかける物語です。
自分を突き動かす動き。その根底にある価値観を言葉で表し、相手と共有することが大切だと言います。
そしてそれを行動に移すこと。いつやりますか?今でしょということになります。
活動の原点、それはセルフ、アス、そしてナウ。
それを物語のように常に語る事が大事だと言うことです。
そこで言葉を考えました。
「ただ今ここに、皆自分」
人の為、子供の為、被災地の為と目的を確定するのでなく、ただ
ということ。只管(しかん)打坐。ただすわるように、
見返りを求めず、悟るためでもなく、ただ行うところに尊さが現れます。
そして、今ここ。
時間と空間の縦軸と横軸の交差したところ。
皆がいるから自分があり、自分があるから皆があり。
我と衆生と皆ともに、ということになるでしょうか。
活動に携わっている方々。一緒に物語をつむいでいきましょう。
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