長野のワイナリー。
セラーを拝見した2つのワイナリー共にフランス産の小樽(バリック)の新樽を使っていました。
オーク樽。
オーク樽というと”樫の木”で出来ているイメージですが、実際には”楢(なら)の木”で出来ている物も多いと聞いていました。
オークを和訳すれば樫の木か楢の木ってことで、両方さすようですね。

長野のMANNS WINERY。
ワイナリー内の案内、ティスティングを担当して下さった方によれば、ここで使っている小樽は楢の木とのこと。
正直な話、樫と楢、、、、、区別つきません。

ティスティングの際に、とても分かりやすい方法をしてくれていました。
片方は小樽に寝かせた白でもう一方は小樽を使っていないステンレスタンクだけの白。
香りをかげば、誰でもわかる甘いバニラの香り=俗に言う樽香です。
ラストに出てきた白は甘口。
メチャ分かりやすい親切なティスティングでした。
このティスティング経験しただけで、「あなたも今から白ワイン通!」って感じで、素晴らしい。
バリック(小樽)に話を戻しますねっ。
小樽というくらいですから、大樽も存在します。
イタリアでは普通に見かけますが、日本は小樽の方が一般的なのかもしれませんねっ。
因みに小樽1個で、ワインのボトル300本分(1本750mlでしょっ)、225リットル。
(これはボルドータイプのバリック。ブルゴーニュのタイプのバリックとは容量が微妙にことなります。そっちは228リットル。)
さて、面白いものを2日目訪問のワイナリー、St.Cousairで見せてもらいました。

アクリル板でフタがしてある?バリック。

バリックの内側が見えるようにアクリル板。
すみません、私、初めて見ました!
すっげぇ~~~~。
オリが沈殿しているのが見えるでしょって。
すっげぇ~~~~。
はいっ、とても分かりやすいです。
更に。

バリックの厚さが分かるバリック切断片。

素晴らしい!
見学者の好奇心を満足させてくれる素晴らしい資料!!
頭が下がります。

イタリアの蔵巡りツアー行く前に、長野ワイナリーツアーで下準備していった方が、理解度思いっ切りアップしますねっ。

新樽は2年ほどしか使わないそうです。
後は、、、、、?
ウイスキー用に回されたりするんだそうです。
って、この辺りは今回のツアー、ご参加の皆さんご存じだったようです。
(イタリア蔵巡りツアーご参加の方も加わっていらっしゃいましたし。)