おかしくないか?
最近、コロナ禍で「国からの援助」が当たり前になっていないか?国家の賠償や援助金は「税金」なので、納税と受益とは表裏一体だ。
やむない事情で生活が立ち至らなかったり、国家が補填しなくてはならないくらい「理不尽」な事象があった時には、国が補償する。
多くが自粛している現在、東京の住民が旅行に出かける「GOTOキャンペーン」の東京排除によるキャンセル料の補填を国が行うと言う。・・・・?
待ってくれ。これは良いのか?国が旅行を強要したのではない。あくまでもコロナの最中、国民の自己責任で経済を動かして行こうとする政府の施策だ。確かに、東京を排除する突然の決定が賠償の根拠なのだが、これを「理不尽」とするかどうか?
国家の総合的な判断を理不尽とするには、相当の議論が必要だ。被害者と称する訴えが必要だろう。現代史上では、国家賠償を勝ち取るためには多くの訴訟を経て行ってきた。なぜか?賠償金が全国民の税金だからだ。一部の旅行好きの国民の為の税金ではない。
そもそも税金を国民一律の政策に使うには、東京排除に問題があったのだ。だからと言って対象外の多くの国民の同意を得ずに賠償するのは、それこそ「理不尽」である。
国家の理不尽について簡単に批判しすぎる風潮に警告をしたい。全体主義への警戒を持ちながら、最近戦争下にある政府国民が一体的に乗り越えるときに、この「理不尽」は許せない。