二つの大仏と、7つの城を眺める絶景のお寺!
36番 三鈷寺
山号 華台山
宗旨 四宗兼学
創建 源算
本尊 仏眼曼荼羅
別称 往生院
十輪寺から善峯寺を目指すと最初の駐車場に、その寺への登山口がある。他方、善峯寺の境内から直結しているので、そこからの方が楽に行けるが、今日はあえて厳しい山道を登るとする。途中、あと三鈷寺まで 〇〇mという木札が立っているが急な登り道は、普段の鍛錬の足らない筆者にはきつい行程だ。
「2大仏7城俯瞰の寺」と呼ばれる絶景の眺めを期待し頑張る。2大仏とは言うまでもなく、京都方広寺の大仏、そして東大寺の大仏だ。7城とは、淀城、伏見城、二条城、大阪城、勝竜寺城、・・・・・。あと二つ?
さて、寺は平安時代に源算が往生院という草庵を結んだのが始まり、その後鎌倉時代に、慈円を経て証空になって浄土宗西山派の道場として現在の寺号になった。背後の山が仏具の三鈷に似ていたからという。
希望すれば住職の解説を聞けて本堂にも入場できるが、今日は一汗かいた後の京都い市内の眺めが一番の御褒美とする。無人の境内でいっとき過ごして善峯寺を経由して帰る事にした。ただし、善峯寺のような大きな寺院を紹介するのは本稿の主旨ではない。
この眺めが見たくて来た。
極寒の季節だったが心地よい汗が流れた。