地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

葬儀の値段

2016-08-18 12:20:13 | 最近のニュースから
アマゾンで葬儀の時の坊さんを紹介をする業者が現れてから数年になります。

仏教会が宗教を商売化してると中止の申し出があって話題になりましたが・・・
やはり、その流れは止められない様子ですネ。

熊谷市の曹洞宗・見性院の境内に葬儀の時の料金表が掲示されていて、それを見てみると・・
信士・信女・・・20万円
居士・大姉・・・30万円
院居士・院大姉・・・40万円

導師(坊さん)一人の料金で、もう1人頼むといづれの場合も追加で10万円

自分の経験から(真言宗) 「ああ、そんなものか・・」と思ったのですが
良く見ると、、、通夜・葬儀・初七日・火葬を含むとありました。

これは安い

私は上記の内容の総額で95万円ほど必要でしたので、このお寺さんの二倍以上と言う事になります。
私が支払った額は坊さんに書面で提示された金額で、特段にお布施を奮発したわけじゃありません。

四国では四国八十八ヶ寺とそうでない一般のお寺とでは、同じ真言宗のお寺でも大きな格差があるみたいで、
予想に反して有名なお寺さんの方が安いみたいです。

「自分が経験して初めて解った事」
葬儀の日なんて前もって決めることは出来ないので・・「そろそろ考えとかないかんなぁ~」で済ませてしまい。
そこから具体的に考えない場合が多いと思います。
代々続いている家はそれに従うようになるのですが、そうでない場合は葬儀屋さん任せが良い。
多くの場合は亡くなった人が親なら、親の里のお寺に頼みます・・・が、、、これが後々に悔やむ結果を招いたりします。

それは葬儀から始まる故人に対しての供養は長年に渡り続く事になり、そのお寺さんとの関係が良い状態で続くとは限らない。

親戚のどこそこがいくら包んだとか、または別の親戚がお寺の修復にいくら寄付したか等が気になるし。〇〇祭としての寄付を求められたりした時にパスしたりする事がしにくくなります。

里と同じお寺さんの世話になると、親戚の法事で必ず顔をあわせます。寄付をパスした後に親戚の法事に行って、そのお寺の坊さんと顔を合わすのは、、、、ほんまバツ悪いですヨ


親などが亡くなり、精神的にも落ち込んでいる時に親戚のオジサンなどが
「うちの坊さんに頼んであげる」 これはありがたいと思うのですが、これも同じ理由で後々に困ります。

その土地に根付いて、林業や農業を営むのであれば菩提寺として付近の親戚と同じお寺さんと言うのも、現実的には仕方ないと思いますが、そうでない人達は独自のお寺さんに頼んだ方が良い場合が多いと思います。

全然付き合いのなかったお寺さんでも、良い関係が持てそうと感じたら、末永く付き合えば良いだけのことです。


「全体的な葬儀の費用」
葬儀関連の費用で最初に居るのがお寺さんに対して・・・95万円
葬儀会場関連の費用              ・・・120~130万円
雑費                     ・・・20万円 
合計240万円程度だったと記憶しています。

100人から香典を頂き、仮に一人平均1万円で100万円の香典収入があったとして、お返しに60万円を使うので40万円を支払いに使える。。。。。と思うでしょ、これが大きな間違いです。
全てではないが、、、
40万円しか役に立たないのに100万円の借金と100回の労働が待っています。 40万円借金して返済は100万円近くと言う事にプラス半日の労働が数十回は必要です。
貰いっぱなしと言うわけには行きません、特に親戚まわりは・・・・・。

「結論として」
昔から続いてきた風習なので、何か良い点もあるのでしょうが、そのプラスとマイナスを平時に考えておく事が大事です