地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

ウイルスのひとり言

2020-04-04 10:27:09 | 日記

地球上で我々の事が主役になってる

以前に仲間が新天地を求めた時はソコソコ成功したが、一年半くらいで人間たちにやられてしまった。

 

我々の仲間のサーズ(sars)は中国の南部・広東省や香港で大活躍して世界に広がったけど、感染できたのは一万人程度で死者も千人近く出てサーズたちの住処にはならなかった。

中国は人も多いし秘密にしてくれるし良い選択だと思ったけど、、、

意外と他の国と交流が少なかったのが失敗の原因だったかもしれない。

 

しかし、今回はあの時と違う。 我々は仲間のサーズの経験で学んだんだ。

我々の世に出るタイミングは大成功。

中国は世界にとって重要な国になっていたので、地球全体に中国人が広がってるし、他の国の人間たちも中国と行き来してる。

我々の事を人間たちをcovid-19と呼んでるみたいだ。 まぁ、なかには武漢ウイルスなんて言ってる国もあるみたいだけど、名前なんぞ勝手にどうぞって感じだ。

 

我々はサーズから学んで賢いんだ。その事に人間たちは気が付いていない。

人間たちは勘違いしてるんだ、我々の目的は人を殺すことじゃない。

本当の目的は広げる事だ。 我々は住処を探しているだけ、殺してしまっては意味が無い。

広げて、広げて、、、何億人にも感染すれば、きっと住み心地の良い人間も発見できるだろう。

 

我々が住んでる所は極秘です 

コウモリだとかハクシビンだとかバレた動物もあるが、心配はない彼らは中間宿主だから大丈夫だ。

本当の居場所を人間に見つけられたら、総攻撃を受けるので絶対にバレないようにしなくちゃ。

 

悔しいが我々には雄雌が無い。

だから他の動物の力を借りて自分をコピーするしか生き残ることは出来ない。

 

人間たちは地球上で生き物のテッペンに居てると思ってる。

ならば、、、そこを住処にすれば我々がテッペンだ   頑張るぞ

 

まぁ世界の事はべつにして。 

私は愛する中国人のお陰で日本に進出した日本組だ。

 

我々が頑張ってるのを見て、仲間が中国に居てる日本人の助けを借りて日本本国に援軍としてやって来た。

それだけじゃなくて最近は日本の住み心地が良いニュースが流れ、色々な国から仲間がやって来てる。

先鋒隊の我々にとっては心強い味方だ。

 

日本の賢い科学者が言ってた。

日本人の6~8割の人に抗体が出来たら感染爆発は無くなり収束に向かうと、、、

 

良い感じです

抗体は我々を攻撃するので困るのだけど、6~8割に抗体が出来ると言う事は、、、その数だけは感染しても良いんだ。

7000万人から1億人に感染できれば、我々の仲間の一部は変身可能な優秀な奴が出てくる。

その時に賢い科学者はビックリするぞぉ~  ワクワクしてきた。

 

別の日本の偉い人が「家で居てろ」と言ってるけど・・・

それだけは困るのでやめて欲しい

若者はどんどん外に出て多くの仲間と遊ばなくちゃ。 我々の命は君たちに託してるんだから頑張って欲しいワ。

 

最初は元気なオッちゃん・オバちゃんに託したけど、その人たちはイマイチやった。

直ぐに熱を出したり咳をしたりするもんだから、我々が見つかってしまう。

我々は謙虚なので、そんなに早く表舞台に立つつもりはないのに、、、困ったもんだ。

その点、若者は良い。

こいつらアホで元気だから 我々の仲間をゆっくり広く育てててくれる。本当にありがたい。

出来る事ならウイルス組合から感謝状を贈りたい。