想定されている限度まで残り数時間となったタイタン。
水深4000メートルの深海に沈んでいるとみられる潜水艇タイタンの救出は絶望的です。
例え居場所を発見できても、タイタンを水面まで引き上げるのには時間が必要で、そこまで艦内の酸素が持つか怪しい。
言われている緊急用酸素4日分はあくまでも計算上で、実際にはそれより短いかも知れない。
逆に計算より長く持つ可能性に期待したいところです。
潜水艇タイタンには緊急時に付けている重りを外して浮上する機能が有るのに、それが作動していないのでしょうか・・。
まさか、、、浮上して大西洋をさまよっている可能性は無いのでしょうか?
それにしても地上数百キロも上の宇宙にはステーションまで作り、何度も行き来する時代に、海中ならたった4キロしかないのに打つ手が殆どないとは、、、。
深海になると電波が届かない、ごくわずかに可能性が有るのが波長の長い音波だけらしい。
何かを叩く音は伝達できるのに・・・不思議な世界です。
音波は何か伝達する物質が有れば、その物質の振動で伝わるので、水でも鉄でも木でもそれなりに伝わります。
GPS(位置情報)は電波で、電界と磁界が交互に変化しながら伝えるのですが、水中では伝わらないんですねぇ~。
世界中が注目している「救出劇」ですが、それが始まる所まで行っていない。
こういう救出劇で一番に思い出すのが、チリ鉱山での落盤事故です。
それは2010年の8月5日にチリ共和国のコピアポ鉱山で発生しました。
二度にわたる落盤により、地下700メートルに男33人が閉じ込められた。
救出は不可能とされ、確認の為に地下700メートルの待機所に向かって、直径8センチのドリルで穴をあける作業が行われた。それは落盤発生後2週間は過ぎていた。
18日後に地下700メートルまでドリルが到達したので引き抜くと・・・
なんとドリルの先に 「我々は全員生存している」と紙が付けられていた。
その報告に世界中が沸いたのですが・・・
そこからどうやって救出するかで色々と意見が出て大騒ぎになった。
時間を稼ぐためにドリルであけた穴から、食料や水が送られたりしました。
結局、落盤事故から70日後に全員救出されて、その映像が世界に流され祝福の嵐が巻き起こった。
もし、今回の潜水艇タイタンから救出が出来たら・・・快挙です
是非、そんな映像を見たいのですが・・・・