1月28日の午前9時40分ごろに発生した道路陥没でトラックが落ちてしまった。
当初は運転手と声を交わす事が出来ていた様子だった。
それが数時間後の昼頃には交信が途絶えてしまった。
その間にも八潮市の消防隊員が救出に向かい、壁が崩れて負傷して二次災害が発生した。
その後、八潮市の消防局では手に負えないと、さいたま市や東京消防庁から特殊部隊が救助に駆け付けた。
しかし、崩れやすい地層だった為に近寄れない最悪の状態になった。
それから・・・本日2月1日で4日間が過ぎてしまった。
車の頭から突っ込むように落ちたために、トラックのキャビンの部分が一番底になっている。今では何処に有るか解らないほどの状態になっている。
この様な状態の時でも、マスコミも含め全ての人が一時も早く「救出」される事を祈っていると。
心の底で「もうダメだろう」と感じてはいるが、それは絶対に口にはしない。
もしかしたら・・・トラックが落ちて、数時間後に交信が途絶えた時、がれきや土砂だけでなく、水に浸かってしまったのかも知れない。
正確なことは現場にいる人しか知らないし、絶望的な事が有っても口には出来ないだろう。救出している人たちは自分に言い聞かせる為にも「救出」と言って勇気を振り絞っているのかも知れない。
突然の道路の陥没、どんなに安全運転していても防げない。
一点のミスもないのに、こんな被害にあってしまう。
何とも言えない出来事です。
ネット上では陥没が有った時に、いち早く周りに発煙筒を炊いて他の車が落ちないようにした人たちの事が話題になっている。
近所の秋葉自動車の社員たちだ。機敏で正確な判断で素晴らしい!!
何故、そういう話が地上波のニュースで流れないのか不思議で仕方ない。
地名は忘れてしまったけど、北海道だったか・・・
90年代に発生したトンネル事故・・巨大な岩がトンネルを突き抜けて、バスと車に直撃し、バスの乗員・乗客全員と別の車の運転手が亡くなった。
この時も厳しい条件の現場で「救出」に時間がかかった。
こういう事は滅多に発生する事ではないが、決してゼロではない。
100%無過失でも被害者になってしまうんです。
後になり、誰の責任だとか、こうやれば助けられたとか言う人も居る。
そんな事は被害者以外の他人の為にはなるだろうが、亡くなった被害者にとっては無意味です。
人が作った工作物には、生き物と同じように寿命がある。
今回の原因として言われている下水道管だけでなく、橋やビルも同じです。
地方の繁華街では間口が狭く壁のような建物が肩を並べて建っています。
古いビルで使っているのは1階と2階だけなんて言うビルは山ほどあります。
そう遠くない時期に空きビルとなり風雨にさらされる事になります。
解体して新しいビルを建てて採算がとれる場所は限られていて、何時崩壊してもおかしくないビルが「空き家」に加わるようになるでしょう。
木造の空き家なら、やろうと思えば短期間で何とかなるが、密集したビルはそう簡単ではない。
しかも廃墟となる大きなビルの会社・所有者は倒産する場合が多く、解決するには時間と費用の負担が大き過ぎる。
どこかでビル崩壊や橋の崩落による死者が出ないと、国も地方自治体も手は出さないでしょうね。
そんな時代は、、、もう、すぐそこに来ています
後始末の計画が確実に確立されている人工工作物など無いに等しい。
最後になりましたが、地中に埋もれたままになっている運転手を一刻も早く地上に出してあげたい。
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