地方の自治体だけでなく、世界中の国で「Chat GPT」の扱いに頭を悩ましていますねぇ~
日本の場合 大学なのでは受け入れている様子です、、、と言うか、受け入れざるを得ないという感じです。
自治体では意見が分かれ、公務に使用するのは禁止としている自治体もあれば、使用することを認めている自治体もあり、その判断が分かれています。
禁止する自治体は法整備もないし、利用する人の使い方も不明瞭なので、そこが明瞭なるまで禁止と言う感じでしょう。
国会の答弁で、前もって提出された質問を各省の官僚や職員が考え、それを書面にしたものを大臣が自分の意見として読むセレモニーに近い姿を、テレビの国会中継で見ますよね。
それを「チャットGPT」に置き換えると、我々が大臣で、官僚と職員がAIです。
利用する人は何も考えず、その返答が正しいとして使うのです。
新しい事は、それを利用する人によって価値が違ってくるのは何事にも言える事なのですが。
この「チャットGPT」は用途の幅が広すぎて、簡単にはルールを決める事は出来ないでしょう。
テレビなどでよく言われているのが著作権に関する問題です。
ネット上にある膨大な情報を瞬時に取り入れて、使う人の依頼に答えてくれます。
歌の作詞・小説なども訪ねれば、何らかの答えが出てきます。つまり著作権にかかわる詩や小説の情報が入っている訳で、ややこしい感じになります。
A・B・C・Dと著作権のある詩や曲を使って、Zと言う詩や曲を作った時に、その権利関係はどうなる?
今は初期ですが、世界中の人が使えば使うほどAIの知識となる情報は増え複雑になります。
試しに、、、
「NHK武田真一アナウンサーの魅力はどんな点?」と尋ねてみる。
●私には人間としての感性がありませんので、武田真一アナウンサーの魅力についてお答えできません。
ただ、一般的には彼の明るく爽やかなトークや的確なアナウンスなどが魅力的だと言われているようです。
また、専門分野である経済や金融に精通していることも評価されています。
これ、一年後に同じ質問をすると違う返答になるでしょう。
武田真一さんがNHKを退社してフリーになっている事には一切触れていません。
これが人間だと、答える前に 「武田真一アナウンサーはNHKを辞めてるよ」と言葉があるでしょうね。
AIが学習して、「嘘」を使えるようになる日が来たら、使う私たちの方はその判断に迷います。
人間なら冗談や話を盛り上げるために「嘘」を言葉や文章の中に入れる事があります。
それは相手も確実に「嘘」と分かり、少し大げさに言っているんだと理解できる場合です。
これをAIがやれば、その判断は難しいですね。
国を挙げて「嘘」の情報を何億とバラマキ、AIに間違った答えを出させるようにする場合もあるでしょう。
現在でも明らかに間違った返答をする場合があると言われていますが、人と違って短時間で成長するので、そこが優秀な所であり、怖い所でもあります。
この種の便利なツールは世界中の人が使いながら改良していきます。
法や規制は使って出た結果から判断するので、どうしても「後追い」になります。
改良(変化)のスピードが速く、どう規制するか考えている間に別の問題が発生して、変化が止まるまでは何処かに抜け穴(欠点)がある状態が続きます。
そして、その欠点を悪用する人間や国も発生する。
リスクを恐れて使用禁止にしては進歩はないし、現実的に使用を止める事も出来ないでしょう。
何か新しい規制やマナーを作る時に「欧米では・・・・」と、あたかも欧米が正しいが如くいう事をためらわないのは日本の悪い所。
欧米だけでなく、近隣の国など他国の顔色をうかがうのではなく、日本の文化風習にそった規制を勇気をもって早急に作らないと、社会が混乱することになりかねませんね。