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今日は曇り。今朝は上空を一面に厚い雲が覆っていて、日射しの無い空模様となった。朝の気温は4℃で弱い東よりの風が吹いていて、空気が冷え冷えと感じられる。
日中も上空に雲が広がっていて、一時的に薄日も射したものの、陽光が弱々しく感じられる。昼間の最高気温は9℃で、肌寒い感じのする陽気である。
今日は特に予定も無く、日中は1人で過ごした。とはいえ、今週の写真部の例会で提出する写真のプリントはしなくてはいけないし、部屋の整理もしたいところである。
お昼は外で食べることにした。自宅近くの飲食店はどこも日曜日は営業をしていないため、大久保駅まで出た。大久保駅前に24時間営業の居酒屋「磯丸水産 大久保店」があり、ランチも食べられる。今日は都心で東京マラソンが実施されているということもあり、遠くに行く気もしない。手軽に食べられるならと、この店に入ることにした。
店は奥行きがあって、入口から店内を見渡すと、右手手前に厨房があり、厨房の前にカウンター席が7席設けられている他、左手には10人掛けのテーブル席が3卓と9人掛けのテーブル席が1卓、7人掛けのテーブル席が1卓、6人掛けのテーブル席が6卓、4人掛けのテーブル席が3卓、3人掛けのテーブル席が1卓それぞれ配置されている。
厨房の奥には座敷があって、12人掛けのテーブルが1卓と10人掛けのテーブルが1卓、6人掛けのテーブルが2卓、4人掛けのテーブルが2卓並べられていた。
店員に窓際のテーブル席に座るように案内されて席に座った。席に座ると、店員が冷麦茶の入ったコップと冷麦茶のポットを運んできた。卓上には醤油と塩、サザエ醤油、七味といった調味料に加えて箸と楊枝、紙おしぼり、ハサミ、トング、醤油小皿、灰皿が置かれていて、その脇にメニューが広げられている。
ランチメニューは各種海鮮丼とトッピングや一品料理、アルコール類、ソフトドリンクで構成されているが、昼飲みも出来て、豊富な居酒屋メニューも注文できる。今日は肌寒いこともあり、温かい料理を食べたいところだったが、メニューに海鮮丼しかなく、正直失敗したなと思ったが、仕方ない。
注文したのは磯丸水産一番人気の「まぐろ2色丼」である。更に「ご飯大盛り」で注文した。磯丸水産のランチは味噌汁が別料金になっているということで「生海苔味噌汁」も注文した。
料理を注文すると、しばらくして料理が運ばれてきた。
「まぐろ2色丼」「ご飯大盛り」は丼に盛られた酢飯の上にマグロの赤身の切り身が4切れとびんちょうマグロの切り身が5切載せられていて、中央に半分に切った大葉を敷いてガリとおろしワサビが載せられている。
「生海苔味噌汁」は丼よりも若干小さいくらいのお椀に入っていて、生海苔と刻みネギがたっぷりと入っている。
まずは紙おしぼりで手を拭き、あらためて冷麦茶を少し飲むと、醤油小皿を1枚取った。「まぐろ2色丼」の上に載せられたおろしワサビを醤油小皿に載せると、醤油を垂らしてワサビ醤油を作る。それから「生海苔味噌汁」をずずっと飲んだ。
温かい味噌汁は、それほど熱くないのは残念だったが、それでもかじかんだ指先を温めるには十分だった。たっぷりの生海苔が入っているせいか、味噌汁が薄く感じられる。ちょっと物足りない。
「生海苔味噌汁」を少し飲むと、「まぐろ2色丼」を食べる。ガリと大葉を丼の一隅に避けると、まずはマグロの赤身をワサビ醤油に漬け、あらためて酢飯の上に戻してご飯と一緒にかきこんだ。
筋の少ない赤身は柔らかく、もっちりとした食感ながら、口に入れるとトロリとした舌触りで美味しい。ただ、マグロの赤身にしてはやや味が薄い。一方、白っぽい身のびんちょうマグロは、こちらも柔らかい。筋が無くて、淡泊な味わいである。
2種類のマグロを交互にワサビ醤油につけながらご飯をかき込んだ。途中でガリと大葉も片づけてしまい、残りのご飯をマグロで片付けた。最後にお椀に残った「生海苔味噌汁」を飲み干して完食。
美味しかったには美味しかったが、なんだか物足りない気分である。もちろん、お腹はいっぱいになったし、言うことはないのだが、正直言えば、もう少し温かいものを食べたかった。そういう意味では、店選びに失敗したのが敗因である。
最後にコップに残った冷麦茶を飲み干すと、席を立った。入口脇のレジで代金を払って店を出る。真っすぐ帰宅すると、湯を沸かして、熱い緑茶を飲んでホッとした。
夕方になっていつもより早く外が暗くなってきた。次第に北よりの風が強まってきたようである。