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今日のラーメン(黄金の丸鶏そば@麺の章 九州 とりとん)

2021年02月23日 | ラーメン(多摩)


天皇誕生日の今日は晴れ。昨夜は遅く帰宅したこともあって、寝たのは今日の未明である。一応、目覚まし時計をセットしておいたのだが、結局起きたのは時計の針が10時を廻った頃だった。既にカーテンの外は明るくなっている。
窓を開けて、ベランダの外に出てみた。上空には雲ひとつ無い青空が広がっていて、日射しが暖かく感じられる。強い北よりの風が吹いていて、団地の前の木々の枝が揺れていた。空気が乾燥していて、風が冷たく感じられたが、爽やかな心地である。ただ、花粉がかなり飛んでいるらしく、目がむず痒くなってきたので、すぐに家の中に入った。

日中は上空のところどころに雲が広がっているものの青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。昨日の初夏のような暖かさは落ち着いて、昼間の最高気温は15℃と下がり、湿度も低くて空気が冷たく感じられた。窓辺にいると、日射しがポカポカと暖かく感じられる。少し肌寒く感じられるものの、過ごしやすい陽気である。昼間になって花粉が辛くなり、ティッシュボックスが手放せなくなった。
今日は特に予定も無く、昨夜は遅く帰ってきたことに加えて、今日は花粉が大量に飛び交っていること、更に緊急事態宣言下であり、不要不急の外出の自粛を求められていることもあって、日中は自宅で過ごしていたが、夕食を外で食べることにしているので、夕方になって外出した。身支度を調えて、家を出ると、空は少し薄暗くなっていて、東の空に白い半月が浮かんでいるのが見えた。日が傾くにしたがって、気温も少しずつ下がってきた。

日野駅から電車に乗って隣の立川駅で下車すると、駅南口に出た。久しぶりにラーメンスクエアに行くことにした。ペデストリアンデッキを歩いてアレアレア2の3階に向かう。


以前、ラーメン屋「ラーメン専門店 ザボン 立川店」があった場所にラーメン屋「麺の章 九州 とりとん」がある。この店は、昨年の10月2日にオープンしたとのこと。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口手前右手に券売機があって、ここで食券を購入して店内に入る。


店内は前の店とあまり配置は変わっていない。入口の正面奥に厨房があり、その前に4人掛けのテーブル席が2卓配されている他、入口から見て右手にカウンター席が6席、左手には4人掛けのテーブル席が3卓と2人掛けのテーブル席が3卓配されている。
店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、奥の4人掛けのテーブル席に腰を下ろし、お冷やを運んできた店員に食券を渡した。注文したのは2つの看板メニューの内の1つ「特製九州 黄金の丸鶏そば」と「本場博多 一口餃子 4個」「ライス」である。ライスは麺類を注文した客限定で17時までランチサービスとして提供されるが、現在は短縮営業のため、ライス終日無料となっている。

卓上には醤油とコショウ、ラーメンのタレ、お酢、自家製旨辛ダレ、自家製ラー油、ミル付白ごまといった薬味や調味料の他、箸と楊枝、ティッシュボックス、お冷やのポットが置かれている。料理を注文すると、薬味コーナーに向かった。


薬味コーナーには2つのテーブルが置かれていて、右側のテーブルの上には大きな炊飯器と重ねられたお碗、しゃもじが置かれている。左手には6種類の薬味と重ねられた小器、アルコール消毒液が置かれていた。
アルコール消毒液で手指を消毒すると、まずはお碗にライスを盛った。更に小器に薬味を載せる。薬味はからし高菜、紅しょうが、ザーサイ、福神漬け、刻みニンニク、たまり醤油漬けニンニクである。小器に薬味を適量載せて、テーブルに運んだ。更に、先客が餃子を食べているのを見て、餃子のタレ用に空の皿を1枚持ってテーブル席に座る。


お冷やを飲んで料理が出来るのを待っていると、しばらくして「特製九州 黄金の丸鶏そば」と「本場博多 一口餃子 4個」が運ばれてきた。箸を取って、さっそく食べることにする。


まずは、空の小器に醤油と自家製ラー油を垂らして、餃子のタレを作る。


最初に「特製九州 黄金の丸鶏そば」を食べる。「特製九州 黄金の丸鶏そば」の麺は細麺で、黄金色のスープに浸かっている。麺の上には鶏チャーシューが2枚とナルトが1枚、味玉が1個、メンマ、刻みネギ、ミツバが載せられていて、海苔が3枚添えられている。


まずはレンゲを取ってスープを掬って口に運んだ。


丁寧に下処理した丸鶏やガラを野菜やフルーツと一緒に炊き出したというスープは、あっさりと奥深い上品なスープで、奥深い鶏の旨味が美味しい。優しい自然の旨味や甘さが感じられた。
続いて麺を食べる。菅野製麺所製の細いストレート麺は、つるつるとした食感の風味豊かな麺で、弾力のある歯応えが美味しい。麺にたっぷりのスープが絡んで口の中に入ってきた。刻みネギとミツバのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、なかなか変化に富んだ食感が美味しい。

麺を食べながら、麺の上に載せられた各種のトッピングを食べる。まずはナルトである。大きなナルトは厚みがあって、なかなかのボリュームである。フワフワとした食感で、スープを吸ってジューシーで美味しい。味玉はよく味が玉子に染みこんでいる。玉子の黄身は濃厚で美味しい。メンマは極太で、存在感がある。シャキシャキとした食感のメンマは柔らかく、しかも歯応えがあって美味しい。
鶏チャーシューは小ぶりながらも厚みがあって、ボリュームがある。スープを吸って柔らかく、ジューシーな歯応えの鶏チャーシューは、淡泊ながらも濃厚な鶏の旨みに適度な脂身が美味しい。

麺をあらかた食べ終えてしまったところで、ライスを食べることにした。ライスは山形産特別栽培米ひとめぼれを使用しているとのこと。米粒が艶々としていて、ほのかに湯気が上がっている。


まずはラーメンに添えられた海苔をライスに巻いて、口に運んだ。スープを吸った海苔は、厚みがあってしっかりとした海苔の歯応えと濃い磯の香りが感じられる。鶏の旨味をたっぷりと吸った海苔はジューシーで、ライスとも相性がいい。あっという間にご飯が減っていく。
3枚の海苔を食べてしまうと、餃子を食べることにした。こんがりと焼き色の付いた餃子は、一口大の大きさである。


よく見ると長方形の皿の一隅に醤油を垂らす窪みがあるのに気付いたが、どうやら餃子に隠されてよく見えなかったらしい。もっとも、別の小器に餃子のタレを作ったので、その方が食べやすい。
餃子を餃子のタレにたっぷりと浸けて、口に運ぶ。弾力のある歯応えの皮の中には豚挽き肉に刻んだキャベツとニラを混ぜた餡が詰まっていて、ジューシーで美味しい。ニンニクのコクが感じられる。香ばしくて、ライスも進む。

餃子を2個食べてしまうと残りのライスを薬味で食べることにした。薬味台から持ってきた薬味は、からし高菜とザーサイ、福神漬け、たまり醤油漬けニンニクの4種類の薬味である。


まずはからし高菜でライスをかき込む。高菜は細かく刻んであって、ライスともよく絡み合う。ほどよい辛味の高菜とライスの相性は抜群で、ライスはみるみるうちに減っていった。残りのライスを福神漬けで食べてしまうと、ライスのお碗は空になった。
ライスはお替わり自由となっている。再び炊飯器の前に行き、お碗にライスを山盛りに盛ると、テーブル席に戻った。


残りの餃子を食べながら、ライスをかき込む。餃子が無くなると、薬味でライスを食べる。ザーサイを片付けてしまうと、たまり醤油漬けニンニクをかじりながらライスを食べた。醤油がよく染みこんだニンニクは柔らかく、しかもコクがあって美味しい。
ライスが半分くらいに減ってしまったところで、ラーメン丼に残ったスープをレンゲでライスに注ぎ、雑炊風にしてライスを食べる。スープの旨味をたっぷりと纏ったライスは格別だ。たまり醤油漬けニンニクの味わいと食感がアクセントになっている。あっという間にライスが無くなった。

最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満腹、満足である。
コップに残った冷水も飲み干すと、帰り支度をして店を出た。アレアレア2の建物を出ると、冷たい外気が心地よく感じられる。

立川駅に戻り、中央線に乗って帰宅の途につく。日野駅に到着して上空を見上げると、暗い空に月が明るく輝いていた。
今日は花粉がかなり飛び交っていたらしい。家に到着しても鼻水が垂れてくる。急いで熱い風呂に入って汗を流した。部屋の中の空気清浄機を運転して、熱いコーヒーを淹れて飲む。今日は早く寝た方が良さそうだ。


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