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今日のランチ(京そば(温)@茶寮翠泉 新宿店)

2021年02月18日 | 食べ歩き(うどん・そば)


今日は晴れときどき曇り。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いている。日の出前の東の地平線付近はうっすらと赤く染まっていた。今朝の気温は0℃だったが、未明に氷点下の気温になったため、1週間ぶりの冬日となった。湿度が低く、南よりの風が吹いていて、風が身を切るように冷たい。ベランダに出てみると、吐く息が白く染まった。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから出勤することになっている。朝5時に起床すると、髭を剃って顔を洗い、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら、簡単に朝食を済ませる。日が昇ってくると、次第に空の青みが増して、明るくなってきた。

定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れ、仕事を開始する。10時を過ぎたところで職場にテレワーク終了の連絡を入れ、業務端末の電源を落とした。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出る。
日中は上空にはちぎれたような大小の雲が所々に浮かんでいるものの、よく晴れて青空が広がった。日野駅から乗った特快電車は立川駅で、車内の全席が埋まり、しかも車内は混み合ってきた。新宿駅に到着すると、新宿駅西口の中央西改札を抜ける。

昼間の最高気温は9℃と、昨日に比べてぐっと下がって寒の戻りとなった。湿度が低く、空気がカラカラに乾いていて、強い南よりの風が吹いている。今日は二十四節気の雨水である。空から降ってくる雪が雨に変わるという意味があり、草木が芽生える頃ということだが、燦々と降り注ぐ日射しとは裏腹に、真冬に逆戻りしたかのような肌寒い陽気となった。

時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。駅西口から新宿副都心4号街路地下道を抜け、中央通りから新宿住友ビルに入り、1階の三角広場西に出た。先日「ビアチキンから揚げと自家製ジャーマンタルタルソース」を食べたビアレストラン「シュマッツ・ビア・ダイニング 新宿住友ビル店」に向かって2軒隣に甘味処「京都 茶寮翠泉 新宿店」がある。今日はこの店に入ることにした。


店の入口手前の左脇に足踏み式の消毒液が設置されているので、手指の消毒をすると店内に入った。店員が出てきて検温をすると、店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて4人掛けのテーブル席に座った。店内は入口からみて左手に厨房があり、その前のスペースの中央に、ペア席を6つ配した長テーブルが1卓設置されている。長テーブルの中央には仕切を設けていて、カウンター席となっている。長テーブルの周囲には4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が3卓配されている。店の外のテラスには4人掛けのテーブル席が4卓配されていた。
各テーブルの上にはメニューが置かれている。席に座ると、店員がお冷と紙おしぼりを運んできた。

お冷を飲みながらメニューを開く。


最初の見開きには「本日のランチセット」のチラシとメニューの構成が記載されている。


ページをめくると、各種「和パフェ」と「甘味・わらび餅」が記載されている。


更にページをめくると「お茶・3Dラテ」「ケーキ・ソフト」の各種メニューが記載されていた。


次は「お飲み物」のページである。


ページをめくると、ようやく「お食事」のメニューが掲載されていた。


その次のページは「一品」「アルコール」となっている。


「本日のランチセット」は「京そば(温)or京そば(冷)+おいなりさん+本日のデザートor極みコーヒー(温・冷)」となっている。「お食事」のメニューには「にしんそば」や「焼き鯖寿司」のメニューが見えたので、これを注文しようと思ったのだが、「焼き鯖寿司」は売り切れているとのこと。それなら、「にしんそば」もやめて、「本日のランチセット」を注文することにした。
セットの京そばは温かいそばにすることにした。蕎麦は基本「十割そば」だが、「十割抹茶そば」に変更することも出来るとのことなので、「十割抹茶そば」で注文する。ちなみにそばの大盛はできないとのこと。食後に「本日のデザート」をもらうことにした。コーヒーは職場に行く前に、売店で買っていけばいい。それよりもデザートに興味がある。そもそもこの店は甘味処なので、是非とも甘味を味わっていきたいところだ。

料理を注文した後、お冷やを飲みながらしばらく席で待つ。外は明るい日射しが燦々と降り注いでいる。三角広場は静まりかえっていて、静寂な時間が流れている。
料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には温かい京そばとおいなりさん、黒七味と箸、レンゲが載せられている。紙おしぼりで手を拭くと、さっそく温かい京そばを食べることにした。


京そばの蕎麦は「十割抹茶そば」に変更したこともあって、鮮やかな緑色の蕎麦である。薄い琥珀色のダシに浸かっていて、蕎麦の上には目にも鮮やかな色合いの鞠麩が3個と大きめにカットした油揚げが3切れ、ネギが載せられている。


まずはレンゲを取ってダシを掬って口に運んだ。関西風の薄口のダシは、優しい旨みと味わいで美味しい。箸を取って蕎麦を食べる。自家製の十割そはは細めで柔らかく、それでいて弾力のある歯応えが美味しい。
蕎麦の上に載せられた油揚げはふっくらとしていて、ダシをたっぷりと吸ってジューシーな美味しさがいい。カラフルな色合いの鞠麩はふんわりとした食感である。ネギのシャキシャキとした食感が、京そば全体にアクセントを与えている。

途中で黒七味を振って、蕎麦を食べる。上品な甘みすら感じられる黒七味は香ばしく、しかも優しい味わいである。ほんのりと上品な辛味を味わいながら蕎麦をすすった。
蕎麦をあらかた食べ終えてしまうと、おいなりさんを食べる。ランチセットのおいなりさんは半個分のおいなりさんだが、大きくてなかなか食べ応えがありそうだ。薄い油揚げの中にはぎっしりと炊き込みご飯が入っている。ご飯の中にはシジミとニンジン、ゴボウが入っている。


ご飯は冷えているが、味が良く染みこんでいて美味しい。なかなかのボリュームだが、これならランチセットではなくても良いので、単品で注文しても良い。
おいなりさんを食べてしまうと、京そばのダシを飲み干した。店員に声をかけて、食後に本日のデザートをもらう。

本日のデザートは抹茶アイスを載せたわらび餅である。抹茶アイスの上にはきな粉がかけられている。デザートにはスプーンが添えられた。


さっそくスプーンを取ってわらび餅を食べる。


最初にわらび餅の上に載せられたアイスを掬って口に運んだ。濃厚な抹茶アイスはねっとりとした舌触りで、抹茶の風味と苦みが美味しい。きな粉の香ばしい風味が抹茶アイスに隠し味のように働いて、アイスだけでも食べ応えがある。
抹茶アイスの下のわらび餅は国産本蕨粉を使用しているとのこと。ぷるぷるの歯応えにつるんとした喉越しのわらび餅の優しい味わいで、溶けた抹茶アイスが適度に絡み合う。ふんわりとしていながら、もっちりとした歯応えに優しい甘みが感じられた。 

デザートを食べた後は、その余韻を味わうかのようにしてお冷やを飲み干し、完食。美味かった。満足である。ちょっと上品なランチになった。たまにはこんな日もあっていい。
卓上に置かれた伝票とコート、ビジネスリュックサックを持って立ち上がった。店の入口脇のレジで精算を済ませると、店を出る。昼時の三角広場はだいぶ、新宿住友ビルで仕事をしているサラリーマンやOLで賑わっていた。ビルを出ると、中央通りを渡って職場に向かう。 職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。

午後になって雲が広がってくると、太陽が雲に隠れて日射しが弱々しくなってきた。西の窓から見える山々の稜線が雲に隠れていて、その手前の風景も少しガスがかかっていて、ぼやけて見える。日が傾いてくると、雲の合間から夕日に染まった空が垣間見えた。日が沈むと、空は暗くなった。
夜になって北よりの風が吹いてくると、雲が取れてきて暗い空が顔を出してきた。仕事を終えた後、夕食を新宿で軽く食べて帰宅の途につく。新宿駅から中央線快速電車に乗って日野駅に到着すると、電車を降りて甲州街道沿いを歩き出した。

空を見上げると、上空には小さな雲が所々に浮かんでいるものの、暗い空が広がっていて、西の空に痩せた半月が浮かんでいる。その上には赤く光る火星が見えた。


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