2つ玉低気圧か

今日の関東地方。朝の冷え込みはそれなりでしたが、日中は日差しの影響もあって「それなりに」気温が上がって来ていた様でした。
ただ午後になるに連れて雲が増量されてきて、気温の上がり方も鈍くなってしまいました。最高気温も13℃くらいと、最近にしては比較的暖かでした。
風も比較的穏やかな状態だったので、つかの間の暖かさを感じる事が出来ました。そうなんです「つかの間の暖かさ」なのです。明日になると、西からふたつの低気＆前線が接近して来るからです。
ひとつは、日本海側を北東進するものです。そしてもうひとつは、関東沿岸部を進んで来るものです。この両方の低気圧ともに、前線を伴っています。
この様に、本州付近を挟む様に進んで来る、2つの低気圧の事を「2つ玉低気圧」と言います。それほど珍しい現象ではありませんが、日本付近を通過後に2つの低気圧が合体。爆弾低気圧になる事もある低気圧です。
今回進んで来るものが、爆弾低気圧となるかは定かではありません。ただ、明日の夕方以降の予想気圧配置を見てみると、北海道の北東の海上にて低気圧が発達しているのが見てとれます。
明日の関東付近は、この2つの低気圧の影響を受ける事となって来そうです。関東付近での雨の降り出しは、早い地点では明日の早朝となって来そうです。
だいたい午前中に関東地方に雨の範囲が広がって来て、夕方から帰宅する時間ころまで降り続くものと見られています。日本海側を低気圧＆前線が通過しているという事もあって、沿岸部を中心として南よりの風が入り込んで来そうです。
ここでちょっと気になるのは、内陸部までこの南風が入るかどうか…という事です。現在北関東付近を中心として、寒気が居座っている状態です。
冷たい空気は地表付近に溜まっているので、軽い暖かな空気は入り込み難い状態となっています。このため明日の気温は、南よりの風が入り込みやすい沿岸部では、だいたい14℃くらいまで上がって来そうです。
逆に南よりの風の影響を受け難い内陸部では、冷たい雨となる可能性が高い…という事になります。明日の朝の最新の気象情報を見る様にして、気温や雨の移り変わりをチェックしておくと良さそうです。
この雨を境として、再び強い寒気が関東付近に流れ込んで来そうです。ひょっとしたら、先日までの寒気よりも「より強力」かもしれません。
これは、ちょっと気になる状況となるかもしれませんね。こちらにも注意が必要となって来そうです。