南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

水洗式尻拭い機

2007-02-10 12:16:35 | Weblog
家電の中でも今やなくてはならない存在になってしまったウォシュレット。 
一昔前までは一種の贅沢品で、自分のしたことは自分で責任を持て的性格の人には非常識な存在であったしもってのほかの家電であった。 
我が家でも僕が欲しい言ってウォシュレット導入を家族に提案したら却下。 
それでもどうしても欲しくてこっそり購入し、ある日自分で取り付けた。 
記念すべき初の洗尻式を行った時の感動は今も忘れられない(少々大げさですが)家族は依然としてウォシュレット不要論を唱え続け使うことをしなかったものだから、我が家でしばらくは新参者のこの家電は「パパのウォシュレット」という妙な名前で呼ばれていた。 
ところが一度使い出したらウォシュレットの素晴らしさは説明するまでもなく我が家の必需品となり現在に至るというわけである。 
そして今ではかなりの家庭で使われているし、出張でいろんなホテルに泊まるがほとんどのホテルでは当然付いているし、公衆トイレでもちょっときれいな所では普通に付いている。 
しかし、ニューヨークやラスベガスはたまたハワイに行っても高級ホテルと言えどもウォシュレットは付いていないのである。
この前もテレビでやっていたけどハリウッドで映画スターが購入するような何十億円もする超豪邸ですらやっぱり付いていなかった。 
そういう意味じゃ日本のトイレ文化は世界ナンバーワンかもしれない。

ウォシュレットを使い出した頃一番疑問に思っていたのが「ビデ」というボタンの存在だった。
女性専用のものだということは知っていたが、男性ならいったいどの部分にお湯が噴射命中されるのか非常に興味を持ち続けた。 
気にはなっても男性の自分が使うことに妙な罪悪感と正義感が働きそのボタンに触れることはなかった。 
しかしある日、何でも自分で確認することは大事だと自分に言い聞かせ意を決して押してみることにした。 
あーっあーっ!なるほどここか!ここだったのか! 
僕の長い間の疑問はその日解決した。 
結論としてやはり男性は使わない方がよろしいみたいである。 
理由ははっきりいって意味もなく大事なところが濡れ過ぎるということ。 
そんなこんなで我が家の大事な家電ウォシュレットであるが、もう「パパのウォシュレット」なんて呼ばれることはありえない。