南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

トイレでTOTO

2007-04-19 23:58:12 | Weblog
日本のほとんどのトイレで見かけるTOTOという文字は70年代にはAORのスーパーバンドまで誕生させた。 
僕ら世代から言わせるとTOTOは憧れのバンドで、スティーヴ・ルカサーのギターの音色を誰もが真似していた。 
「アフリカ」ではグラミー賞総なめでTOTO一色であった。 
TOTOはもはや便器の代名詞というよりスーパーバンドの名前として揺るぎのないものになったのがあの頃だ。 
TOTOは元々スタジオミュージシャンから結成されたが、時を同じくしてスタジオミュージシャンのプロ中のプロで作ったスタッフというバンドがいたが、僕の中ではスタッフを越えるテクニカルバンドはいない。 
キーボード(フェンダーローズ)の音色のかっこよさを初めて知ったのはリチャード・ティーだったし、革命的ドラムを聴かせてくれたのはステーブ・ガッドだった。そして忘れてならないギターのエリック・ケイルの存在。 
スタッフの存在で僕はニューヨークにとても憧れ、いつか絶対にNYに行くぞと心にきめたものだった。 
スタッフはNYの香り、TOTOは西海岸の香りがするバンドである。 
今の日本ではTOTOはトイレの香りしかしないかもしれないが、そのトイレで発火事故が起きたものだから日本中がビビッた。 
トイレの便器が燃えるからこれが本当の焼けクソだなんて冗談言っている場合じゃなく驚いたニュースが飛び込んできた。 
我が家でも早速便器を覗き込み製造番号を確認したが、対象外の便器であることで一応安心した。
安心したら久々にTOTOの曲が聴きたくなったが、残念なことにTOTOのレコードはもう手元にはなく、カセットテープもいまではどこに保存してるのか分からない。 
今年の4月に定刻になると音楽が流れる便器が発売されたとの記事を読んだことがある。
何の曲が流れるのかまではしらないが、その便器からTOTOの曲が流れようもんなら嬉しいな。