南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

サザンオールスターズ休業

2008-05-22 19:03:24 | Weblog
サザンオールスターズが無期限の休業を宣言した。
サザンくらいのバンドになると各局の報道ニュースとして取り上げられるし、レコード会社の株価にまで影響力を持つ。
一般人的発想で考えるとCD出せば超売れるんだし、コンサートだってやればチケットが取れないくらいの人気なんだし、まず休むなんてもったいない。
そこは僕ら素人が当たり前に考えたって理解できないような、天才桑田佳祐の思いがあるのだろうし、はたまた桑田とプロダクションの奥深い営業的戦略なのかもしれない。
いずれにしても今回のニュースは一日にして日本列島を駆け巡り、サザンの曲のリクエスト、ダウンロード、カラオケのアクセス等などの爆発ぶりは、狙い通りといえば狙い通りである。
予想以上の反響で、同時告知した新CDの発売とラストコンサートの売り上げは、余分な広告を打つまでもなくなった。
そして、その後に待っている大どんでん返しが「サザン休業宣言撤回!」
でもこれって案外あったりするのがサザンオールスターズであるというか、そう信じたい。
以前、民主党の小沢代表が突然辞任を表明し、世間を騒がせるだけ騒がせて、多くの民主党議員の同情も集め、気がつけば辞任撤回してあれは何だったの小沢さんというドラマがあったが、あれとは明らかに質が違う。

サザンの30年という歴史の中にはいろんな事があったとは思うが、ギターの大森を切り捨てた桑田の判断は正しかったと思う。
あのまま大森がサザンを続ければコンサート会場はやがて異常な3色旗だらけになっていたかもしれないし、流石の桑田佳祐さえ洗脳されてしまいかねなかった。
下手すればサザンとデフテックのコラボなんて最悪のCDまで作られてしまうところだった。
宗教に洗脳され、挙句の果てには魔薬物に手を染めたメンバーがいたという事実は消すことは出来ない過去であるが、そんなことはもうどうでもいいくらいに国民的バンドであるサザンオールスターズには、誰もが永遠に歌い続けて欲しいという気持ちがある。
「みんなのうた」で休業から戻ってきた時の感動をを上回る、熱いカンバック曲を心から待ち望み今回の休業宣言を受け止めたいと思う。