南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

たかが盗作、されど名作

2006-09-28 01:39:37 | Weblog
落ち葉の季節になると必ず口ずさむ歌がある。 
アルバート・ハモンドの『落ち葉のコンチェルト』
僕ら世代の人間にとってはセンチメンタルな秋の歌の定番みたいな曲だった。
ところが『落ち葉のコンチェルト』のメロディを聴かせると、ほとんどの人はドリカムの名曲『ラブラブラブ』としか答えない。 
それもそのはず、最初の8小節までは完璧なまで『落ち葉のコンチェルト』なのである。 
僕が初めて『ラブラブラブ』を聴いた時は、ドリカムが日本語の詞をわざわざ付けてリバイバルヒットを狙っており、なかなか粋なことやるなと感心したものだった。 
でもオリジナル曲として発表された曲と知った時には、「そっ、それはないだろう」とあきれてしまった。 
しかも大ヒットしてドリカムを代表する名曲となる始末。 
ドリカムの吉田美和は大好きなシンガーだし、今でも好きなグループではあるが、これだけはどうしても許せない。 
だって青春の1ページを飾るような名曲『落ち葉のコンチェルト』の最初のフレーズは「ね、どーして・・・」という言葉で歌い出す曲じゃないんだよね。

一度テレビ番組の「ミュージックフェア」ででも吉田美和に『落ち葉のコンチェルト』をリクエストで歌わせてみるとおそらく全国の人には『ラブラブラブ』を英語の歌詞で歌っているとしか思われないはずだ。 
でも寛大な多くの方々はちゃんと分かっているのかもしれない。 
「たかが盗作、されど名作」と。
 
 
 


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