南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

なごり雪

2009-03-13 23:37:38 | Weblog
家の近くで女子中学生が何人か集まって歌を歌っていた。
「なごり雪も降る時を知り・・・」
どこかで聴いたことのある歌だと思ったらあの『なごり雪』ではないか。
それにしてもなんでこんな中学生が『なごり雪』を知ってんだ?
もうすぐ卒業式ということもあってかみんなで口ずさんでいるのであろうか、それにしても35年も昔の名曲を普通に今の中学生が歌うと嬉しいような驚くような。

あれは僕がちょうど高校生の頃だった。
かぐや姫の『3階建の詩』というアルバムに入ってた曲で一番好きな歌だった『なごり雪』をよくギターを弾きながら歌ってたものだった。
あのアルバムにはもう1曲『22才の別れ』という名曲も収められているが、どちらも伊勢正三の作詞作曲である。
その後『なごり雪』はイルカによって大ヒット曲となるのであるが、日本のフォーク史に残る名曲であることは間違いない。
ほんとにいい歌というのは世代を超えてもいい歌であり続けるのだということがよく分かる。
もともと「なごり雪」なんて言葉はなく造語なのであるが、今や「なごり雪」といえば誰もがあの雪のことだと言えるくらい固有名詞になってしまった。

3月は別れのシーズン。
好きな人と別れたり、住み慣れた街を離れたりする時、BGMで流れると一番心にしみる歌はやっぱり『なごり雪』じゃないだろうか。
おそらくこの歌は100年後の日本でも歌い継がれて行くのだろうが、その頃の日本では春に雪が降るなんてことはなくなっているのかもしれないな。
「今春が来て君はきれいになった。去年よりずっときれいになった」♪


最新の画像もっと見る

コメントを投稿